「ミッフィー」作者、ディック・ブルーナ氏死去

 【ブリュッセル=横堀裕也】ウサギのキャラクター「ミッフィー」の作者ディック・ブルーナさんが16日夜、オランダのユトレヒトで死去した。

 89歳。出版会社によると、老衰のため自宅で息を引き取ったという。

 ユトレヒトの出版業者の家に生まれ、仏画家アンリ・マティスの絵画などに影響を受けた。1951年、父親が経営する出版社でデザイナーとしてデビュー。本の表紙やポスターなどのデザインを手掛けた後、絵本の制作に取り組み、53年に最初の絵本を出版、その後120冊以上の作品を残した。

 「ミッフィー」を主人公とした絵本は55年に発表され、世界的に愛されるキャラクターに成長した。日本では64年に石井桃子訳「ちいさなうさこちゃん」が出版されて以来、小さな子供から大人まで幅広く親しまれている。ブルーナさんの作品は単純な線と赤や青など鮮やかな色で表現する作風で知られ、絵本は日本を含む世界50か国以上で翻訳され、販売部数は合計で8500万部に上る。

2017年02月18日 00時50分 Copyright © The Yomiuri Shimbun