台湾「日本語世代」代表格、歌人の蔡焜燦氏死去

 【台北=牧野田亨】台湾の短歌愛好者でつくる「台湾歌壇」代表の蔡焜燦(さい・こんさん)氏が17日、台北市の自宅で死去した。90歳だった。

 蔡氏は1927年、日本統治下の台湾で生まれた。日本の教育を受けて育った「日本語世代」の代表的存在で、自ら「愛日家」を名乗るほど日本への思いが深かった。司馬遼太郎氏の著書「街道をゆく 台湾紀行」にも「老台北」として登場。日台の文化交流に尽力し、2014年に旭日双光章を受章した。