米商務長官「日本は米より保護主義的」…講演で

 【ニューヨーク=有光裕】ロス米商務長官は13日、ワシントンで講演し、「日本は自由貿易を支持する立場を取っているが、実際は米国より保護主義的だ」と批判した。

 自動車の検査手続きと販売網を確保する障壁の高さや、米国産牛肉に豪州産よりも高い関税がかかることなどを例示した。

 ロス氏は「自動車分野は米国の貿易赤字の大きな原因だ。赤字を減らすためには、このルールを変える必要がある」と語り、日本の自動車分野の市場開放が重要になると強調した。

 日本や豪州など、環太平洋経済連携協定(TPP)の参加11か国は今月、離脱した米国抜きで、新たな貿易協定に大筋合意した。

 ロス氏は「米国は悪いディール(取引)から撤退した」と語り、改めてTPPへの復帰を否定した。また、「日本は米国抜きで物事を進めているが、他の国は最終的な合意に向けて苦労している」と述べ、新協定に懐疑的な姿勢も示した。