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熊本県が赤坂に期間限定「スナック」…連日満席

  • スナックくまちゃんの開店式典に出席した蒲島知事(左から3人目)ら(熊本県提供)
    スナックくまちゃんの開店式典に出席した蒲島知事(左から3人目)ら(熊本県提供)

 夜の街をネオンで彩り、古くから会社帰りのサラリーマンに癒やしを提供してきた酒場「スナック」。

 大学教授らが出版した本によると、九州・沖縄の八つの市区町村が店舗数ランキングで全国トップ20位内にランクインした。この勢いを駆り、熊本県は東京・赤坂に期間限定の店舗を出し、情報発信に乗り出している。

 出版された本は「日本の夜の公共圏 スナック研究序説」(白水社)。サントリー文化財団の助成を受け、大学教授らでつくる「スナック研究会」がまとめた。研究会によると、1960年代、店で、お酒に加えてサンドイッチなどの軽食(スナック)を出したことが名前の由来とされる。お酒やつまみを味わいながら、カウンター越しに「ママ」との会話を楽しむ。

 店舗数は全国で10万軒以上あり、電話帳などを基に調べた市区町村別の店舗数は、九州一の歓楽街・中洲がある福岡市博多区が838軒で全国トップ。これに、長崎市5位(675軒)、那覇市9位(640軒)、熊本市中央区と宮崎市の10位(578軒)が続く。

 九州・沖縄にスナックが多い理由について、編著者の谷口功一・首都大学東京教授(45)(法哲学)は「酒所で、夜の街に繰り出して飲みに行く文化が定着しているからではないか」と分析している。

 県は1月17日、東京都港区赤坂に期間限定のスナック「スナックくまちゃん」を開いた。今月16日まで県産の米焼酎や特産品のおつまみを楽しめる。

 熊本地震からの復興を発信する狙いもあり、予算は店舗運営費など1100万円。連日、25人の席がいっぱいになる盛況ぶりで、熊本から駆け付けるつわものもいるという。県は「人と人との温かい交流があるスナックなら、熊本の魅力も伝わりやすいはずだ」としている。

  • 「日本の夜の公共圏 スナック研究序説」
    「日本の夜の公共圏 スナック研究序説」
2018年2月14日08:29 Copyright © The Yomiuri Shimbun