政活費使途「不適切」6人が当選…富山市議選

 14人の市議が議員辞職した政務活動費の不正受給問題後、初めての本選挙となり、58人が出馬した富山市議選(定数38)が16日、投開票された。

 17日未明に開票が終了し、辞職者のうち唯一立候補した浦田邦昭氏(70)は落選した。このほか、運用指針に違反するなどとして政活費の使途が不適切とされた現職が8人(自民党7人、民進党1人)いたが、うち6人が当選し、自民党の2人が落選した。

 辞職者を12人出した自民党は、22人が当選して過半数を維持したものの、5人が落選した。

 当選者はほかに、公明党4人、社民党3人、維新、共産党各2人、民進党1人、諸派2人、無所属2人だった。

 自民党を離党して無所属で立候補した浦田氏は17日未明、落選が決まると、事務所で報道陣に「世間の評価は厳しかった。説明すれば理解していただけると思ったが、全て自分の不徳です」と語った。名刺印刷代を資料印刷代などと偽って政活費を受け取ったなどとして議員辞職したが、有権者の理解は得られなかった。

 ビール代を茶菓子代などとして不適切な請求をしていた自民党現職の吉崎清則氏(53)は落選。取材に「昨年の問題が重かった。議員としてあってはならないと捉えられた結果だろう」と語った。

 民進党は、不正受給で1人が議員辞職し、今回の選挙に立候補したのは現職の橋本雅雄氏(52)1人のみ。最下位当選を果たし、唯一の議席を死守した。当選のあいさつでは政活費の問題には触れず、記者団に「将来の富山市を考えるのが先。(政活費の問題を)争点にすべきではない。語ることもしたくない」と述べ、選挙戦での影響も否定した。