自民・公明の関係修復、衆院東京12区が試金石

 東京都議選で敵と味方に分かれた自民、公明両党の関係修復に向け、衆院東京12区での対応に注目が集まっている。

 都内に25ある衆院小選挙区の中で自民党が唯一、候補者を擁立せず公明党に譲ってきたためだ。

 東京12区に含まれる都議選北区選挙区(定数3)では、都民ファーストの会、公明党、共産党の3候補が当選した。自民党の都議会会派で幹事長を務める高木啓氏は落選した。自民党内では「惨敗の要因は、公明党が都民ファーストと組んだことだ」(若手)との不満がくすぶる。

 東京12区の現職は公明党の太田昭宏・前代表だ。高木氏は、太田氏のため北区内の「自民票」をまとめてきたとされる。高木氏の落選を受け、自民党都連には「今後は公明に協力する必要はない。12区で自民党が候補を立てても良いのではないか」(幹部)との強硬論も漏れ始めた。

 公明党の斉藤鉄夫選挙対策委員長は「北区では都民ファーストの会と選挙協力しておらず、結果に影響していない」と強調するが、もつれた糸をほぐすには時間がかかりそうだ。