仙台市長選どう影響?…茨城知事選表明の3陣営

 8月10日告示、27日投開票の茨城県知事選で、立候補を表明している3陣営が、与党の支援候補が敗れた仙台市長選が、「保守王国」と呼ばれる茨城県の選挙戦にどう影響するのか、期待と不安を交錯させている。

 23日に投開票された同市長選は「与野党対決」の構図となり、自民党、公明党が支援する候補が、民進党や共産党が支援する候補に敗れた。安倍内閣の支持率が低迷する中、自民党は態勢立て直しの糸口をつかめなかった形だ。

 「影響がないとは言えないだろうが、乗り越えていくしかない」。知事選で新人の大井川和彦氏(53)を推薦する自民党の県連幹部はそう力を込めた。大井川氏の陣営幹部も「よそを気にしても仕方がない。これまで通り歩き回って支援を呼びかける」と強調した。ただ、「党の看板を前面に出しにくくなっている」と本音も漏らした。

 7選を目指す現職の橋本昌氏(71)の陣営幹部は「自民の評判の悪さが地方にも広がっていることの証拠ではないか」と指摘した。だが、野党が一定の勢力を持つ仙台と茨城県では状況が異なるとして「我々の選挙が有利になるとは考えていない」と話し、陣営の緩みにつながらないよう警戒した。

 共産党が推薦する新人の鶴田真子美氏(52)の陣営幹部は「茨城にも野党共闘の流れが来ればいい」と期待を寄せた。共産党県委員会は「東京都議選も都民ファーストの会が自民党への怒りの受け皿になった。脱原発を明確に訴える鶴田氏も今回の知事選で受け皿になるはずだ」と話した。