アキバに渋谷に…「選挙サンデー」候補者駆ける

 参院選公示後、最初の「選挙サンデー」となった26日、候補者たちは、有権者が集まる繁華街に繰り出し、懸命のアピールをした。

 午後1時過ぎ、若者が多く集まる、東京・秋葉原では、「18歳選挙」を意識した野党候補が若者たちと約1時間にわたって、アベノミクスや憲法改正などについて討論。傍らでは陣営スタッフが「候補者の写真を撮って、ツイッターなどにアップしてください」と呼びかけた。

 横浜市緑区の大学生(19)は「株の値上がりを目指すのではなく、みんなが豊かになれる経済政策を進めてくれる候補に1票を入れたい」と話した。

 若者が行き交う東京・渋谷の駅前交差点には午後5時過ぎ、約100メートルの範囲内に与野党3陣営の選挙カーが陣取った。野党候補はハチ公広場で給付型奨学金の創設を主張し、反対側では、憲法改正を主張する別の野党の比例候補が演説を始めた。しばらくすると、与党候補の選挙カーも登場し、「保育・子育て世代を支援する」と訴えた。

 周辺は一時、3候補のマイクが重なり合い、主張が聞き取りづらい状態になった。

 一方、熊本選挙区(改選定数1)では、候補者が震災からの復興に向けた施策を懸命に訴えた。震災で岸壁にひびが入った熊本市内の漁港では、与党候補が水色の防災服姿で演説。「私たちは官邸と直結している。皆さんの声は官邸に届く」と与党の強みをアピールした。

 野党統一候補も、ブルーシートで屋根が覆われた家屋が点在する熊本県氷川町の住宅地で「震災で多くの人や建物、農地が傷付いた。復興に向けて力を尽くし、愛する古里に恩返しさせてほしい」と声をからしていた。