航海実習の高校生、高知寄港時に不在者投票へ

 選挙権年齢が18歳以上に引き下げられた今回の参院選(7月10日投開票)で、選挙期間中に航海実習を行うため、居住地での投票ができない茨城県立海洋高(茨城県ひたちなか市)の生徒7人が、29日から7月1日まで寄港する高知市で不在者投票をする。

 航海中の船員は、国政選挙に限り、船上からファクスで「洋上投票」ができるが、乗船実習中の高校生は「船員」として認められないため。

 同高では、20日から7月16日、海洋技術科3年生の生徒17人が太平洋でマグロのはえ縄漁の実習を予定。このうち7人が今回の参院選の選挙権を持ち、洋上投票ができないことを知った同高が茨城県教委などに相談。不在者投票であれば、選挙期間中の寄港地で可能なことがわかり、同高から相談を受けた高知市選管が期日前投票所を案内した。

 同高の大和田俊一校長は「投票できることになり安心している。今回は寄港地で投票できるのでよかったが、遠洋航海実習の場合、投票できないことも今後あり得る。実習生も船員同様に洋上投票ができる制度にしてほしい」と話している。