自民、全議席の6割確保…立憲民主が野党第1党

 台風の影響で遅れていた衆院選の開票作業は23日午前も一部地域で続けられたが、自民党は280議席を確保した。

 全議席に占める割合は前回並みの6割に達した。自民党は、単独でも国会を安定的に運営できる絶対安定多数(261議席)を上回った。

 連立与党の公明党は、候補を擁立した9小選挙区のうち、神奈川6区を落とした。同党の候補者が小選挙区選で敗れたのは、2009年衆院選以来だ。同党は比例選でも苦戦した。前回選では小選挙区選と比例選で計35議席を獲得し、今回はそれを目標に掲げたが、遠く及ばなかった。

 ただ、与党は自民党の追加公認3人を含めると、衆院の総定数(465)のうち憲法改正の国会発議に必要な3分の2にあたる310議席を超えた。

 野党は明暗が分かれた。立憲民主党は54議席を確保し、公示前勢力(15議席)から3倍以上に増やして野党第1党になった。衆院で単独で内閣不信任決議案、予算関連法案をそれぞれ提出できる51議席も超えた。

 一方、希望の党は、衆院定数の過半数を超える235人の候補を擁立したものの、公示前の57議席すら下回った。

 共産党は比例選で伸び悩み、公示前の21議席から大きく減らした。日本維新の会も、公示前の14議席に届かなかった。社民党は沖縄2区で勝利したが、低迷する党勢の拡大には至らなかった。日本のこころは議席を獲得できなかった。