「希望の党は絶望の党」「前原氏の罪は大きい」

 分裂した民進党の地方組織では、落胆や憤りの声が広がった。

 山形県の3小選挙区では、希望の党の候補者3人がいずれも自民党候補に敗れ、比例復活も果たせなかった。民進党県連の幹部は「小池百合子代表の『排除の論理』で、どんどん支持が離れていった。希望の党は『絶望の党』だった」と吐き捨てた。静岡県内の8小選挙区では、民進出身で、希望の細野豪志さんら前議員2人が当選したが、新人は相次いで敗れた。民進党県連幹部は23日午前、「前原代表が野党が一つになろうと英断したのに、結果的には野党がバラバラになってしまった」と批判した。

 一方、東京都内では、民進から出馬予定だった候補者の多くが、希望から「排除」され、ほとんどが立憲民主党から出馬。民進党東京都連に所属する地方議員の多くも立憲民主の支援に回った。同都連では9月中旬、長妻昭・元厚生労働相が都連会長に就任したばかりだったが、長妻氏は立憲民主の代表代行に。ある都連幹部は「会長も不在で、党本部の動きを見守るしかない」と困惑した。

 民進前議員3人が無所属で出馬した三重県では、岡田克也元代表ら2人が当選。党県連幹部は「全国的に、野党共闘が実現した選挙区では自民に勝利しており、希望との合流を選択した前原代表の罪は大きい」と指摘した。