地方組織冷ややか「民進は清算事業団」

  • 当選から一夜明け、地元で記者会見を開いた細野豪志さん(23日、静岡県三島市で)
    当選から一夜明け、地元で記者会見を開いた細野豪志さん(23日、静岡県三島市で)

 ふたを開ければ自民党の圧勝に終わった衆院選で、票の食いあいに終始した野党はその牙城を崩せなかった。

 希望の党、立憲民主党に分裂した民進党の地方組織や野党に期待した有権者は不透明な先行きに困惑する。一方、パリ出張中の希望代表・小池百合子東京都知事は25日に帰国するが、都庁や都議会では早くも今後を不安視する声が上がる。

 「民進党も存在しているので、希望の党としてどういう県連体制にするかは時間をかけたい」。静岡5区で勝利した希望の細野豪志さん(46)は23日の記者会見で、今後の地方組織についてこう説明した。

 民進党東京都連では、会長の長妻昭・元厚生労働相が立憲民主に移り、常任幹事会の開催のめどが立たない。幹部は「本店(党本部)の方針が決まらず、支店は身動きがとれない」と話す。愛知県連は近く幹事会を開き、対応を協議するが、幹部は「希望への合流は結果として、地方組織を壊した。再来年は統一選。地方議員をどうまとめていけばいいのか」と頭を抱えた。

 「解体」を主張する声もある。高知県連では、代表が辞任して無所属、代表代行は立憲民主、副代表は希望から出馬。希望以外の2人が当選したが、県連幹部は「民進はいわば『清算事業団』。もう民意が集まるわけはなく、新たな器で勝負すべきだ」と冷ややかだ。

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