冒頭解散過去3例、与党が有利…中曽根氏ら実施

 安倍首相は28日召集の臨時国会冒頭で衆院を解散する意向を表明したが、国会召集日の解散は今回で戦後4例目となる。

 過去3例は野党の準備不足などもあり、いずれも与党の自民党に有利に働いた。

 佐藤栄作首相は1966年12月、通常国会冒頭で衆院を解散した。複数の自民党議員が汚職に絡んだ「黒い霧事件」を受けて与野党対立が激しくなり、事実上の「話し合い解散」となった。衆院選では予想に反し、自民党は解散時から1減の277議席に踏みとどまった。疑惑追及に苦しんでいた佐藤内閣はその後、長期政権への道を歩んだ。

 中曽根康弘首相による86年6月の「死んだふり解散」は野党のすきを突いた。中曽根氏は直前まで解散に否定的なポーズを見せていたが、通常国会の閉会直後に臨時国会を召集して解散に踏み切った。衆院選は参院選と同日に行う「衆参同日選」となり、自民党は衆院300議席と歴史的大勝、中曽根氏の党総裁任期は1年延長された。

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