与党、野党結集を警戒…「早期の解散有利」一変

 次期衆院選を前に、自民、公明両党が野党再編の動きに警戒を強めている。野党乱立で「政権批判票」が割れると見ていたが、小池百合子東京都知事が率いる新党「希望の党」と民進党などが連携で一致し、与党を取り巻く状況が一変したためだ。

 自公両党の幹部は27日、東京都内で会談し、希望の党について「甘く見ないで結束を固めていこう」と申し合わせた。

 自民党は7月の都議選で、小池氏が代表を務めた地域政党「都民ファーストの会」に惨敗を喫したばかり。東京選出の衆院議員からは「極めて厳しい戦いになる」(東京17区・平沢勝栄氏)との声が上がっている。公明党の斉藤鉄夫選挙対策委員長も27日、記者団に「自公政権への挑戦であり、しっかり勝っていきたい」と強調した。

 民進、共産両党などの候補者一本化に向けた作業は当初進まず、与党は早期の衆院解散が有利に働くと踏んでいた。しかし、ここに来て、民進、自由両党が希望の党との連携で一致するなど、野党勢力結集に向けた動きが急展開を見せている。