知事、集会で投票呼びかけ…事前運動の可能性

 10月22日の知事選と、同日の実施が見込まれる衆院選に関し、宮城県の村井知事が、自民党の西村明宏衆院議員(宮城3区)の集会で、西村氏と自身に投票するよう呼びかけていたことが27日、関係者への取材でわかった。

 公職選挙法では、選挙の公示、告示前に投票を呼びかけることを禁じており、事前運動にあたる可能性もある。

 関係者などによると、村井知事は25日、仙台市内のホテルで開かれた西村氏の集会に出席し、知事選と同日選になる見通しの衆院選に向け、「投票用紙の1枚目には(衆院小選挙区の)西村明宏、2枚目の比例は公明党、3枚目には最高裁判官の国民審査、4枚目には(知事選の)村井嘉浩」などと投票を呼びかけたという。

 この発言に対して、村井知事は27日に報道陣の取材に応じ、「(集会は)会費制で、西村さんや私の支援者という特定の人の集まりで投票を呼びかけたもので、事前運動にはあたらない」との見方を示した。また、「これまでも同様の話は何度もしている。今回だけリップサービスをしたわけでもない」と強調した。

 県選管によると、不特定多数の人が集まる場所で投票を呼びかけた場合、事前運動にあたる恐れがあるという。県警は「事実関係を確認中」としている。