希望と連携、維新動揺「小選挙区の公認白紙に」

  • 駅前で演説する候補予定者(9月30日、東京都内で)
    駅前で演説する候補予定者(9月30日、東京都内で)

 希望の党と日本維新の会の連携が30日に発表された。

 数日前には希望と民進党の合流構想が浮上したばかり。東京都内の小選挙区での戦いの構図が大きく変わることになり、立候補予定者らには動揺も広がった。

◆維新

 日本維新の会が30日に発表した1次公認候補予定者リストに、東京の選挙区は記されていなかった。

 2区で立候補予定の大熊利昭氏(54)は取材に、「都内小選挙区の公認を白紙にするとだけ言われている。これ以上は何もわからない」と言葉少な。一方、23区で出馬予定の伊藤俊輔氏(38)は「厳しい判断かもしれないが、前向きにとらえている。希望の党とは政策の方向性は一致しており、改革を連携して進めるという判断だと思う」と話した。

 元議員で、16区から出馬予定の中津川博郷氏(68)は30日、地元であいさつ回りを重ねた。希望の党との候補者調整を踏まえ、選挙ポスターやはがきは発注せずにストップ。陣営スタッフは「党や地域がどういう形であれ、本人は戦い抜く覚悟だ」と声に力を込めた。

◆民進、自民

 22区から民進党候補として出馬を予定していた元議員の山花郁夫氏(50)は、「離党して希望の党に公認申請をする」と明らかにしている。ただ、安保関連法の白紙撤回や、憲法9条の改正などに反対する山花氏が公認を得られるかは不透明で、山花氏は30日、「どうなるか分からない」と不安も口にした。

 これに対し、14区で6選を目指す自民党前議員の松島みどり氏(61)は、「選挙のたびに政党の名前が変わったり、消えたり、新たに作られたり。こんなことでは日本の政治はよくならない」と、他党の動きを批判。2区から出馬予定の自民党前議員の辻清人氏(38)は、「公示日(10日)は目前に迫っている。どの党からどんな候補者が出てきても、政策や主張をぶれずに訴えていくだけだ」と強調した。