枝野氏、新党を結成へ…「立憲民主党」軸に調整

  • 連合の神津会長との会談を終え、記者の質問に答える民進党の枝野氏(2日午前、東京都千代田区で)=佐々木紀明撮影
    連合の神津会長との会談を終え、記者の質問に答える民進党の枝野氏(2日午前、東京都千代田区で)=佐々木紀明撮影

 民進党の枝野幸男代表代行は、希望の党(代表・小池東京都知事)への合流に反発する民進党内の左派とリベラル系勢力による新党を結成する意向を固めた。

 新党の代表には枝野氏が就任し、党名は「立憲民主党」を軸に調整している。一方、希望と民進は2日、10日公示・22日投開票で実施される衆院選の第1次公認候補の発表に向け、最終調整を行った。

 枝野氏らは、今夕にも新党結成を正式発表する。新党には、赤松広隆・元衆院副議長や辻元清美幹事長代行、阿部知子前衆院議員らに加えて、赤松氏が率いる党内グループに所属する参院議員らが合流する見通しだ。現職の参院議員や前衆院議員の参加者は10人程度になるとみられる。海江田万里・元民主党代表も参加する意向だ。

 枝野氏は2日午前、都内で民進党最大の支持団体である連合の神津里季生りきお会長と会談した。新党結成について説明し、理解を求めたとみられる。枝野氏は会談後、記者団に「現状と私が考える方向性について話をした」と述べるにとどめた。

 一方、希望は2日午後にも、独自候補約80人をまず発表し、その後、民進からの合流組約130人を追加発表する予定だったが、両党間の調整は難航し、3日以降にずれ込むことになった。希望側が公認条件として内定者の署名を求めている「政策協定書」の内容を巡って、合流組の内定者が詳細な説明を求めれば、さらに事務作業に時間がかかる可能性もある。

 複数の希望、民進両党関係者によると、1次公認の内定は1日夜から2日午前にかけて、それぞれの党から個別に伝えられた。一方、希望が公認しない方向となった野田前首相は2日午前、千葉市内で記者団に「無所属で戦う」と語った。

 80人の独自候補の中には、若狭勝(東京10区)、細野豪志(静岡5区)両前衆院議員のほか、日本維新の会に離党届を出した小沢鋭仁・元環境相(東京25区)らが入る見通しだ。