短期決戦、短い言葉で…各党がキャッチフレーズ

 10日公示・22日投開票の衆院選では、各党ともキャッチフレーズを公約の表紙などに使い、有権者へのアピールに懸命だ。

 解散から投開票まで24日間の短期決戦だけに、短い言葉でどれだけ有権者に浸透できるかがカギを握る。フレーズからは各党の狙いや事情も透けて見える。

 自民党は「この国を、守り抜く。」を採用した。安倍首相(自民党総裁)は6日の東京都立川市での街頭演説でも、「いかに国民の生命と財産、幸せな暮らしを守り抜いていくかを問う選挙だ」と強調。緊迫する北朝鮮情勢への危機対応などを前面に出し、「政権与党の安定感を訴える方が有権者に響く」(自民党関係者)との狙いがある。

 連立を組む公明党は、「教育負担の軽減へ。」と具体的な政策に絞り込んだ。公約にも幼児教育の無償化や大学生らへの給付型奨学金などを並べている。

 一方、希望の党は「日本に希望を。」と掲げる。小池代表(東京都知事)は「日本をリセット」のキーワードを繰り返し、政権交代をアピール。結党記者会見では「しがらみのない政治を作り、国民に希望を届けていきたい」と語った。

 希望と連携する日本維新の会も、「古い政治を壊す。新しい政治を創る。」と政治の刷新を打ち出した。

 3日に誕生したばかりの立憲民主党は「まっとうな政治。」。学校法人「森友学園」や「加計かけ学園」の問題を踏まえ、「国民はまっとうな政治を求めている」(福山幹事長)との思いを込めたという。

 共産党は昨年の参院選と同じ、「力あわせ、未来ひらく。」。立憲民主、社民両党と共闘路線で臨む。社民党は「憲法をかす政治」と以前からの主張である護憲を強調している。

 日本のこころは「次世代へのメッセージ」。中野正志代表は「おそらく国政政党として戦う最後の選挙。次世代に向けた発信をしたい」と語る。

◆今夜から党首対決

 各党党首は7日から党首討論会に相次いで出席し、直接対決に臨む。7日夜のインターネット番組では、首相と小池氏が衆院解散後、初めて顔を合わせる。