「三都物語」の行方は?…銀座に現れた首長3人

  • 街頭演説を行い、手をつなぐ(左から)日本維新の会の松井代表、希望の党の小池代表、河村名古屋市長(7日午後、東京都中央区で)=米山要撮影
    街頭演説を行い、手をつなぐ(左から)日本維新の会の松井代表、希望の党の小池代表、河村名古屋市長(7日午後、東京都中央区で)=米山要撮影

 週末の7日、買い物客らでにぎわう東京・銀座に現れたのは東京、大阪、名古屋の首長3人だった。

 「日本の三つの稼ぎ頭がしっかり稼ぎ続けることで日本全体を引き上げていく」。希望の党の小池代表(都知事)は街宣車から「三都」連携による経済成長を訴えた。

 隣には、日本維新の会の松井代表(大阪府知事)と、地域政党「減税日本」の河村たかし代表(名古屋市長)。小池氏に先立ってマイクを握った松井氏は、「この3大都市圏で本気で改革をやれば全国に広がっていく」と述べ、3氏が報酬削減などに率先して取り組んでいることを強調した。

 三都連携は小池氏が9月30日、松井氏と大村秀章愛知県知事と一緒に記者会見して打ち上げた。衆院選に向けて「東京は希望、大阪は維新」との候補者すみ分けでも合意。希望の公約には、憲法改正による地方自治の強化や、大経済圏「東海道メガロポリス」誕生などが盛り込まれた。

 ただ、足並みは必ずしもそろっていない。大村氏は7日の街頭演説に参加しなかった。「希望の候補が民進前議員ばかりで手を引いた」との見方もある。希望の勢いに陰りも指摘される中、松井氏は小池氏の衆院選出馬を強くけん制したり、希望の立候補予定者の一人を「ポンコツ」と批判したりしている。

 河村氏は街宣車の上からだみ声で「銀座の恋の物語」の一節を歌った。3都の恋の行方はどうなるのか――。関係者の利害が交錯している。