河野外相と進次郎氏、引っ張りだこの2大弁士

  • 街頭演説する河野外相(8日午後、長野県松本市で)
    街頭演説する河野外相(8日午後、長野県松本市で)

 自民党の応援弁士で引っ張りだことなっているのが、河野外相と小泉進次郎筆頭副幹事長だ。

 河野氏の演説の特徴は、理路整然と話題を展開する点だ。8日には長野県大町市内での演説で、「平和安全法制への反対を主張した民進党に税金が政党交付金として配分されたにもかかわらず、(同法制に)賛成の希望の党で選挙をやろうとしている人がいる。(民進党に残る)150億円は国庫へ返納すべきだ」と、野党批判に力を入れた。

 河野氏は改革派を名乗り、脱原発や厳しい行政改革を主張してきたが、外相就任後は持論を封印。外交も無難にこなしており、自民党内の評価はうなぎ登りだ。この日の演説も安倍政権の方針から逸脱せず、応援要請した陣営側からは「バランス感覚がある」と評価する声が出た。

 小泉氏は時流に乗った演説がうまいとされる。8日、東京・渋谷の街頭では「安倍首相は、森友・加計かけ学園の問題から始まった厳しい目から逃げずに、ピンチをチャンスに変えてほしい」と訴えた。つい先日までは希望の小池代表(都知事)を批判していたが、希望の人気に陰りが出たと見たとたん、矛先を自民党内に変え、引き締めを図っているようだ。

 岸田政調会長、石破茂・元幹事長らに続き、将来の首相候補と目される人物がいるのが自民党の強みになっている。

  • 街頭演説する小泉進次郎氏(8日午前、東京都渋谷区で)
    街頭演説する小泉進次郎氏(8日午前、東京都渋谷区で)