衆院選過去4回、大差で決着…小選挙区制の特徴

 2014年、12年、09年、05年の過去4回の衆院選は、いずれも大差で勝敗が決した。

 勝敗がはっきり分かれるのは、各選挙区で1人しか当選しない小選挙区制を柱とした現行制度の特徴だ。

 選挙のたびに勝者と敗者が入れ替わることを「振り子現象」と呼ぶ。近年はこの傾向が強く、戦後26回の衆院選で第1党の議席率が6割を超えたのは計7回あるが、05年以降だけで4回に上る。

 例えば、05年衆院選で勝利したのは296議席を得た自民党だった。公明党の31議席を合わせ、与党の議席率は7割に迫った。続く09年衆院選では、民主党が308議席を獲得する地滑り的勝利を収め、議席率は64%に達した。

 小選挙区制は当選者が1人に限られるため、落選者に投じられた「死票」が多くなる。得票率で大差なくても、議席数では大きな開きが生じることもある。14年衆院選で圧勝した自民党の場合、小選挙区選の得票率は48・10%だったが、議席率は75・25%に達した。