「防衛省で国を守る」…有権者にスマホで第一声

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  • スマホから流れる小野寺氏の第一声をマイクで拾う秘書(10日午前、宮城県大崎市で)
    スマホから流れる小野寺氏の第一声をマイクで拾う秘書(10日午前、宮城県大崎市で)

 その候補者の第一声はスマートフォンを通じて有権者に届けられた。

 「電話でのお願いです。北朝鮮情勢が緊迫しているので、私は選挙期間中、防衛省で国を守ります。皆さんはどうか地元を守ってください」

 宮城6区で7選を目指す小野寺防衛相は10日午前、東京・市ヶ谷の省内から、約400キロ離れた選挙区の宮城県大崎市役所前にいる秘書に電話。秘書がスマホをマイクにあて、小野寺氏の声を響かせた。集まった約150人の支援者からは大きな拍手が起こった。

 10日は北朝鮮の朝鮮労働党創建記念日。弾道ミサイル発射などの警戒のため、小野寺氏が地元に戻るわけにはいかない。宮城6区は小野寺氏と共産党新人・横田有史氏の一騎打ち。「選挙だから不安もある」と言う小野寺氏の活動は今回、スマホ頼みとなる。

 菅官房長官は2014年衆院選の公示日には地元・神奈川を回ったが、今回は都内から動かなかった。新宿での演説では「平和な暮らしを守るのが政府の責務だ。24時間・365日、緊張感の下に警戒監視を行っている」とアピールした。

 野党は政府の危機管理に問題がないか注視しているが、自民党は安倍首相、菅氏、小野寺氏らの遊説地を巧みに分け、有事には誰かがすぐ首相官邸に駆けつけられるようにしている。希望の党の小池代表は東京都立川市内で、「北朝鮮がいつミサイルをぶちこんでくるか分からない。リアルな安全保障が必要だ。議論のための議論ではもう済まない」と訴え、自分たちにも危機管理能力があると強調した。