首相の解散表明目前、「新党」への合流相次ぐ

  • 新党結成に向けた協議後に記者の質問に答え、会場を後にする若狭氏(左)と細野氏(24日夜、東京都新宿区で)=小林武仁撮影
    新党結成に向けた協議後に記者の質問に答え、会場を後にする若狭氏(左)と細野氏(24日夜、東京都新宿区で)=小林武仁撮影

 安倍首相は25日夕の記者会見で、28日召集の臨時国会冒頭に衆院を解散する意向を表明する。

 「10月10日公示・22日投開票」の衆院選に向けた動きは活発化しており、東京都の小池百合子知事に近い若狭勝衆院議員らが近く結成する新党に複数の国会議員が合流する意向を表明した。首相は25日の政府の経済財政諮問会議で、争点となる消費税の増収分の使途変更を巡り、2020年度までの新たな経済対策を打ち出す考えだ。

 首相の衆院解散表明を翌日に控えた24日、自民党の福田峰之・内閣府副大臣(衆院比例南関東)、日本のこころの中山恭子代表(参院比例)、無所属の行田邦子参院議員(埼玉選挙区)の現職国会議員3人が相次いで新党に合流する意向を明らかにした。民進党の松原仁・元国家公安委員長(衆院比例東京)も新党参加を検討していることがわかった。

 福田氏は25日に自民党に離党届を提出し、近く発足する新党の創設メンバーに加わる方向だ。自民党現職国会議員の新党参加の動きが明らかになるのは初めて。

 若狭氏は24日、福田氏と並んで取材に応じ、「ここ1か月間で、自民党の国会議員の何人かと会った。考え方が一致すれば、新党に加わる可能性はあり得る」と述べた。

 また、松原氏は24日夜、東京都内で後援会の緊急会合を開き、今後の対応を協議。終了後、記者団に「(解散予定日の)28日までに判断する。あらゆる可能性を考えたい」と語った。

 24日夜には、新党の中心メンバーである若狭氏や細野豪志・元環境相に加えて、長島昭久・元防衛副大臣、松沢成文しげふみ参院議員、木内孝胤たかたね衆院議員ら新党の参加予定者が都内のホテルに集まり、綱領や規約の内容などについて詰めの作業を行った。

 一方、小池氏は、新党の「共同代表」や「党顧問」などの要職に就く方向で最終調整している。

 小池氏は24日、新党への関与について、「国政の大きな改革の流れは応援していきたい」と述べるにとどめた。