首相、今夕に解散表明…自民・福田氏が離党届

  • 離党届を提出し、記者の質問に答える福田峰之氏(25日午前10時31分、自民党本部で)=杉本昌大撮影
    離党届を提出し、記者の質問に答える福田峰之氏(25日午前10時31分、自民党本部で)=杉本昌大撮影

 安倍首相は25日夕に記者会見し、28日召集の臨時国会冒頭で解散し、「10月10日公示・22日投開票」の日程で衆院選を行う考えを表明する。

 これに先立つ経済財政諮問会議で、消費増税の増収分の使途を変更し、「人づくり革命」などの実現に向けて2兆円規模の新たな対策をまとめるよう関係閣僚に指示する。一方、自民党の福田峰之内閣府副大臣(衆院比例南関東)と民進党の松原仁・元国家公安委員長(衆院比例東京)は離党届を提出し、東京都の小池百合子知事に近い若狭勝衆院議員らが近く結成する新党に合流する意向を示した。

 首相は25日午後の経済財政諮問会議で、2018年度からの3年間を「生産性革命・集中投資期間」に位置づけ、幼児教育無償化のほか、大学などの高等教育の家計負担の軽減などの対策を実施する考えを示す。19年10月の消費税率10%への引き上げに伴う増収分の使途を変更するなどして財源を確保する。

 増税分の使途を変更すれば財政健全化は遠のく。首相は記者会見で、20年度に基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化する政府の財政健全化目標は達成が困難だとの認識を示す方針だ。

 一方、松原氏は25日午前、党本部に離党届を提出した。その後、「『小池新党』に合流する」と都内で記者団に語った。松原氏は「民進党はきれいな山だが、新党は活火山としてダイナミズムを持っている。政治を変えるにはダイナミズムが必要だ」と離党の理由を説明した。党執行部は松原氏を除名する方針だ。

 また、新党への参加を表明した福田氏も25日午前、党本部に離党届を提出した。自民党は離党届を受理せず、除名処分とする方針。福田氏を擁立予定だった神奈川8区を含め、候補者が未定の選挙区で擁立作業を急いでいる。

 福田氏は24日に副大臣の辞表も提出。政府は辞表を受理し、福田氏が担当していた防災などの事務は、越智隆雄内閣府副大臣に担当させる方向だ。

  • 民進党に離党届を提出し、記者会見する松原仁氏(25日午前、国会内で)=青山謙太郎撮影
    民進党に離党届を提出し、記者会見する松原仁氏(25日午前、国会内で)=青山謙太郎撮影