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復讐劇「嘘の戦争」が視聴者の心をつかんだワケ

コンサルタント/コラムニスト 木村隆志
 解散したSMAPのメンバー、草なぎ(※)剛が演じる主人公が次々と 復讐 ( ふくしゅう ) を果たすドラマ「 ( うそ ) の戦争」(フジテレビ系)が好調だ。復讐劇はドラマの定番といえるが、「嘘の戦争」はなぜ視聴者の心をつかんでいるのか。テレビ・芸能関係の解説を手がけてきた木村隆志さんに、いくつかポイントを挙げてもらった。
 ※「なぎ」は「弓」へんに「剪」。

7週連続で2けた視聴率

  • 7週連続で2けた視聴率を記録した「嘘の戦争」(C)関西テレビ
    7週連続で2けた視聴率を記録した「嘘の戦争」(C)関西テレビ

 録画機器や配信デバイスの普及で視聴率が稼ぎにくくなる中、7週連続で2けた視聴率を記録したドラマ「嘘の戦争」。ツイッターやフェイスブックをはじめとするソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)での視聴者コメントも絶賛が相次ぐなど、「今期ドラマの中で、最も数字と評判の両方を兼ね備えた作品」と言ってもいいかもしれません。

 あらすじは、「30年前に家族を惨殺された上に、犯人の目撃証言を信じてもらえず嘘つき扱いされた千葉陽一(草なぎ剛)が、一ノ瀬浩一と名前を変えて詐欺師となり、加害者たちに復讐をしていく」というもの。

 事前に報じられていた、詐欺の相棒・十倉ハルカ(水原希子)や、黒幕の娘・仁科楓(山本美月)との恋愛模様はほとんど見られず、テーマを“復讐”一点に絞ったダイレクトな展開で視聴者の心をつかんでいます。

 ただ、もともと復讐劇は「連ドラの定番」テーマの1つ。「嘘の戦争」がこれほどの数字と評判を得ているのは、単なる復讐劇ではなく、現代人の共感を集めるための工夫が施されているのです。

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2017年02月25日 16時15分 Copyright © The Yomiuri Shimbun