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「いい女」をネタにする女性芸人がウケる…なぜ?

テレビコラムニスト 桧山珠美
 テレビのお笑い番組にもはや欠かせない存在となった女性芸人。ここ数年、次から次へと登場する新顔がスターダムにのし上がり、“シンデレラガール”として脚光を浴びている。注目のネタと言えば、ワンレンボディコン、キャリアウーマン、海外セレブ……。女性芸人が「いい女」を演じると、なぜ支持を集めるのか? テレビコラムニストの桧山珠美さんが解説する。

上から目線の「いい女」

  • (画像はイメージ)
    (画像はイメージ)

 

 「味のしなくなったガムをいつまでもかみ続けますか?」

 「新しいガム、食べたくない?」

 「男はガムと一緒、味がしなくなったら、また新しいガムを食べればいい」

 

 元彼のことが忘れられないという後輩に、“上から目線のキャリアウーマン”になりきってアドバイスをするネタで人気を集めているのが、そう、ブルゾンちえみ(26)だ。

 

 「だって、地球上に男は何人いると思っているの?」

 「35億! あと5000万」

 

 飛ぶ鳥を落とす勢いでテレビに出まくっている。芸歴わずか2年。今年1月1日に放送された「ぐるナイ!おもしろ荘2017」(日本テレビ系)で優勝すると、一躍、スターダムにのし上がった。

 オードリー、小島よしお、日本エレキテル連合、クマムシ、おかずクラブ、8.6秒バズーカー、とにかく明るい安村……。今ではすっかりおなじみになったコンビも、最近とんと見なくなってしまった「一発屋」も、この番組をきっかけにブレイクした。

 この流れに乗ったブルゾン旋風はとどまるところを知らず、わずか2か月足らずで各局のバラエティー番組を席巻している。

 ところが、ブルゾンのネタは文字に書いてみると、何が面白いのかさっぱりわからない。一昔前の女性誌が扱っていた「モテる女の条件」とか「カッコイイ女」といった特集記事で扱われる恋愛の格言みたいだ。なんの新しさもない。なのに、なぜ、人気があるのか?

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2017年03月14日 11時07分 Copyright © The Yomiuri Shimbun