生活

「カフェ」併設も…コインランドリー急増のワケ

メディア局編集部 田中昌義
 全国的にコインランドリーの数が急速なペースで増えている。コインランドリーと聞くと、銭湯に併設されていて、洗濯機を持たない単身男性が利用する場所というイメージが強いかも知れない。だが、最近のコインランドリーは、女性客を狙って外観や内装をきれいにし、カフェコーナーを設置するなどサービスを進化させている。大半の世帯が洗濯機を持っている時代に、なぜコインランドリーが増え続けているのか。その背景に迫った。

カフェコーナーでリラックス

  • 明るく開放感のある「エコウォッシュカフェ」のカフェコーナー
    明るく開放感のある「エコウォッシュカフェ」のカフェコーナー

 東京・府中市の住宅街にあるコインランドリー「ECO WASH CAFE(エコウォッシュカフェ)」。ある平日の昼下がり、車で大量の洗濯物を運んできた女性客(40)が店にやってきた。店の広さは約100平方メートル。銭湯に付いている一般的なコインランドリーの数倍あり、洗濯機と乾燥機が計15台並んでいるが、とても広々と感じられる。木目調の内装は落ち着いた雰囲気を醸し、清潔感を演出している。

 女性は大型乾燥機に洗濯物を放り込み、スイッチをオンにすると、ドア1枚隔てた「カフェコーナー」に移動した。ここには、飲み物の自動販売機のほか、無料のマッサージチェアなどが置いてある。ガラス張りの室内には、冬の柔らかい日差しが降り注ぎ、コインランドリーの一角とは思えない優雅さと開放感だ。自営業だという女性は椅子に腰を下ろし、「仕事をサボりたくなると、洗濯物を持ってここに来るんですよ」と笑いながら、スマートフォンのゲームに興じ始めた。

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