経済

日本市場に熱を吹き込む英ダイソンの新戦略

経済部 市川大輔

 主力の電気掃除機や空気清浄機などで独創的な商品を次々と生み出し、日本の家電市場でも存在感を高めている英家電大手ダイソン。多くの企業が様々なモノをインターネットにつなげる「IoT」や、人工知能(AI)といった先端技術の強化を図るなか、1月に来日したダイソンのマックス・コンツCEO(最高経営責任者)は読売新聞のインタビューに対し、今後も巨費を投じて技術開発を強化していく方針を明らかにした。攻勢をかける強力なライバルに、日本の家電メーカーは太刀打ちできるか。

日本は世界最大規模の市場

  • マックス・コンツ氏
    マックス・コンツ氏

――今回の来日の目的は?

 コンツ氏「日本は私たちダイソンにとって今や、世界最大規模の市場になっている。非常に大事な市場だ。2017年の年初に来日したのは、日本の消費者などからインスピレーションを得たいと思ったためだ」

――来日していろいろな街や店を見たと思うが、印象に残っていることは?

 コンツ氏「きょう午前中、銀座に行ってきた。デザインといい、テクノロジーといい、どこを見ても洗練されている。素晴らしいインスピレーションを得ることができ、一年の良い始まりになった」

――15年4月、東京・表参道にダイソンとしては世界初の直営店をオープンした。旗艦店はどのくらいまで増やすつもりか。

 コンツ氏「どれだけ良いロケーションが見つけられるかによるが、日本では4、5店舗には増やしたい。店舗は世界中で増やしていく。17年末までには世界の15~20都市に開きたい」

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