生活

[40代のマネー学]老後資金の貯めどきを逃すな

ファイナンシャルプランナー 伊藤加奈子
 現役世代にとって老後資金は不安の種。一体いくらあれば安心できるのか? いくらあっても足りない気もする……。一つ言えることは、定年間近になってから考えても遅いということ。では、いつから始めるべきか? ファイナンシャルプランナーの伊藤加奈子さんは「50代よりも選択肢の多い40代のうちに始めるべき」と、早め早めの準備を説く。

金利8%! 親の常識は“非常識”

  • 老後資金は早め早めに準備しよう(写真は、イメージです)
    老後資金は早め早めに準備しよう(写真は、イメージです)

 今の40代の人たちの親の世代というと、60代後半から70代ではないだろうか。彼らが40代だった頃と言えば、バブル景気の真っただ中。郵便貯金にお金を預ければ、10年後には2倍になるような時代だったのだ。

 この世代の人生設計のセオリーは、子どもの大学進学に備えて学資保険を積み立て、50代になったら定年退職までの10年間に老後資金を準備すること。サラリーマンなら終身雇用が当たり前の時代で、定年退職後は公的年金と企業年金、退職金で夫婦2人の生活はまかなえた。あえてリスクのあるマネー商品に手を出す必要はなかったのだ。

 そんな親の背中を見て育った今の40代の中には、時代の変化に目を背け、親と同じようなライフプランを思い描いている人がいる。親が薦めた保険に入り、投資はコワイから手を出さない。老後資金は退職金があるから大丈夫――。それで本当に大丈夫なのだろうか?

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