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婚活女子必見!これでもうニセ医師にだまされない

フリーランス医師 筒井冨美

カレシは慶応医学部?

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 「カレシは慶応の医学部5年☆ 外科専攻で忙しいからデートはいつも三田駅周辺♪」

 SNSを検索すると、こんなツッコミどころ満載のつぶやきを見つけることがある。

 慶応大医学部は1~2年次が日吉キャンパス(横浜市港北区)、3~6年次が信濃町キャンパス(東京都新宿区)にある。三田キャンパス(東京都港区)に通っているというなら、医学部生ではないのだろう。

 本物の医学生だからといって安全が保証される訳ではないが、ニセ医師と同様にニセ医学生が危険なことも指摘しておきたい。

 残念ながら、医学生の真偽を確認できるホームページなどは存在しない。

 ちなみに、医学部はすべての科目を学ぶので、「外科専攻」という学部生は存在しない(大学院生ならばアリ)。

医学生にはこの質問

 ゆえに、ニセ医学生を見破る質問としては、「専攻は何科ですか?」が使いやすい。

 「専攻はない」が正解であり、合コンで「オレは眼科専攻」「コイツは小児科」などとペラペラ答える男性は疑ったほうがいい。

 また、2004年に始まった新研修医制度によって、新人医師は医学部卒業後2年間、特定の科には属さず「内科4か月→小児科2か月→精神科……」と各科を順に回って研修することになっている。

 そのため、本物の医師が専攻科を決定できるのは、卒後3年目以降となる。「大学卒業後は、心臓外科に内定した」と言う医学生もニセモノのおそれがある。

不自然な会話にウソ

 医療ドラマには、しばしば「クランケ(Kranke、患者)」「エントラッセン(Entlassen、退院)」のようなドイツ語のセリフが登場する。

 いかにも、医療関係者という印象を持つかもしれないが、実際の病院ではドイツ語の使用頻度は減少している。カンファレンス(症例検討会)などでは事実上英語だけで事足りる。

 ゆえに、合コンで「クランケがエントラッセンしてさぁ~」と怪しげなドイツ語を連発する男性も、ニセ医学生の可能性が高い。

 また、会話の中からもウソを見抜きたい。「川崎市在住の川崎医大生」は高い確率でニセモノと言えるだろうし、「国立の埼玉医大に通っている」などはあり得ない。川崎医大は岡山県倉敷市(開設者が川崎祐宣先生)にあり、埼玉医大は埼玉県毛呂山町にある私立大学である。

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