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白い巨塔はブラック職場?医師の働き方改革は可能か

フリーランス医師 筒井冨美
 長時間労働・残業などが日本経済の足を引っ張り、生産性低下の原因になっているとして、労働のあり方を見直す「働き方改革」の議論が盛んだ。ところで、救急搬送や緊急手術など激務が当然とされる医師の働き方はどうなっているのだろうか。長時間労働が恒常化する勤務にリスクを覚え、病院を去ったフリーランス医師の筒井冨美さんが解説する。

医師の激務は仕方がない?

  • (画像はイメージ)
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 「日本人の長時間労働」が問題視され、「働き方改革」が話題になっている。

政府は様々な対策を試行しているが、今のところ効果はビミョーである。2016年夏に厚生労働省が提唱した「ゆう活」は、夕立のようにあっけなく終わった。

 一方、政府の「働き方改革実現会議」は17年3月、残業規制について、「年720時間(月平均60時間)」「繁忙期は月100時間未満」など新たな上限を設定、違反には罰則を設けるという計画をまとめ、「2019年度からの導入を目指す」と発表した。

 こちらは、単なるキャンペーンではなく、「罰則付きの上限規制」としており、政府も本気っぽい。

 かねてより激務で知られ、過労死や労務訴訟が多発する医療界(特に勤務医)は、この法改正でワーク・ライフ・バランスを取り戻すことができるのだろうか?

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