社会

北朝鮮ミサイルでJアラートが鳴ったらどうするか?

日本大学危機管理学部教授 福田 充
 北朝鮮が7月4日、同国北西部から弾道ミサイル1発を発射した。ミサイルは約40分間、約930キロ・メートル飛行し、日本海の日本の排他的経済水域(EEZ)に落下した。緊迫化する北朝鮮情勢を踏まえ、ミサイルが日本に落下する恐れがある場合、避難を促す全国瞬時警報システム「Jアラート」による警報音が鳴らされることになっている。その警報を耳にしたら、私たちは、どのように行動すればいいのか。危機管理に詳しい福田充教授に解説してもらった。

自分の身をどうやって守るか

  • 北朝鮮ミサイル発射で号外(7月4日、名古屋市内で)
    北朝鮮ミサイル発射で号外(7月4日、名古屋市内で)

 北朝鮮による弾道ミサイル発射は2017年に入り、その頻度を増しています。多様なミサイルを作り出すという技術的な進化を遂げ、その脅威は増加しています。こうした北朝鮮の姿勢に対し、今年4月にはアメリカのトランプ大統領が直接攻撃の可能性を示唆するなど、ミサイル危機が発生しました。また、7月にミサイルを発射した際には、北朝鮮は大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発に成功したと発表しました。

 そんな中で、日本政府は国民保護の観点から、Jアラートを利用したミサイル警報についての広報活動に力を入れています。

実際にミサイルが発射され、Jアラートが発動されたとき、私たちは自分の身を守るためにどのような対応行動をとればよいのか、考えたいと思います。

Jアラートの警報ってどんな音?

 Jアラートはミサイルだけに対応しているわけではありません。

緊急地震速報や津波警報などの自然災害に関する警報、原発などの重大事故に関する警報、テロやミサイル、空襲などの国民保護事案に関する警報を含む総称です。それぞれの危機に対して多様な方法で情報伝達するためのシステムがJアラートです。

 このJアラートの警報は、電子的な警報音のあとに、短い文章で警報の内容、メッセージを知らせるアナウンスが流れます。警報音とアナウンスは、内閣官房の国民保護ポータルサイトで聞くことができます。

 実際にミサイルが発射されたとき、すみやかに対応するためには、Jアラートの警報音とメッセージの内容について、事前に確認しておくことも重要です。

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