健康

いつまでもおいしく酒を飲む方法とは?

酒ジャーナリスト 葉石かおり

悪酔い対策

【1】水を飲む

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 水を飲むことで、胃腸内のアルコール濃度を薄める効果が期待できます。

利尿作用があるアルコールはトイレが近くなり、必要以上に尿が出てしまう場合もあります。ビールを飲んだ後の尿の量は、実際の飲酒量よりも多く、1.5倍になるとも言われています。

 そうすると、飲酒後に脱水状態になる危険があります。日本酒造組合中央会は、日本酒を飲む際に、酒と同量程度の水を飲むことを推奨しています。

 ビールをチェイサーに酒をあおるつわものもいますが、アルコールとアルコールでは、脱水を加速させかねません。脱水状態になると、のどの不快感や頭痛を引き起こし、体調不良を招くおそれがあります。

【2】アブラものを食べる

 二日酔いや悪酔いを防ぐには、アルコールの血中濃度を急激にアップさせないことが大切です。酒に強くない人なら、気持ち悪くなったり、嘔吐(おうと)したりしてしまいます。

 アルコールの血中濃度の上昇をゆるやかにするには、吸収速度の速い小腸へ送られる前の胃で、滞留時間を長くすることです。

 胃の滞留時間は食べ物によって異なり、油が最も長いとされています。飲む前に油分を摂取するのは理にかなっています。オリーブオイルを使った魚介のカルパッチョ、マヨネーズを使ったポテトサラダなどがおすすめです。空揚げやポテトフライなども食べ過ぎに注意すれば、効果は期待できます。

 飲み始めると箸が止まってしまうという酒豪が多くいます。つまみをほとんど食べない酒席の翌日、激しい二日酔いに苦しんだという人も少なくないのではないでしょうか。

【3】チャンポンは危険

 アルコール度数の異なる酒をあれこれ飲む、いわゆる「チャンポン」をしてしまうと、自分が飲んだアルコール総量が分からなくなってしまう危険があります。

 「とりあえずビール」で乾杯し、宴が盛り上がってきたら日本酒、締めは本格焼酎かウイスキーのロック……。宴席ではよく見かける光景ですが、これは最悪のパターンです。短時間にアルコール処理能力を超えた量を飲んでしまう可能性があります。

 体重50キロの人が1時間に処理できる純アルコール量は、5グラムとされ、ビール中瓶なら約4分の1本、ウイスキーならダブルで約4分の1杯です。自らの適性量を見極めることが大切です。

 

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2018年1月10日10:33 Copyright © The Yomiuri Shimbun