つなぐ2018

青学大 王者 悔しさ胸に前へ

  • 4連覇を目指し強化合宿で走り込む青学大の選手たち(5日)=栗原怜里撮影
    4連覇を目指し強化合宿で走り込む青学大の選手たち(5日)=栗原怜里撮影

 12月上旬、千葉県内での強化合宿。目標タイム8分45秒の3000メートル走を4本走り終えると、うめき声を上げ、座り込む選手もいた。今季二つの敗戦を味わった王者はもがきながらも、確かに脱皮しつつある。

 出雲は2位、全日本は3位。昨季大学駅伝3冠を達成したチームの苦戦の原因は、卒業した一色(いっしき)恭志(ただし)(GMOアスリーツ)に代わる柱がいなかったことだ。「中心選手がいない不安から、内部競争に精神がいきすぎた。でこぼこ駅伝になっていた」と原(すすむ)監督。2大会とも調整ミスがあり、1区の出遅れを取り戻せなかった。

 ただ、ここに来て視界が開けてきた。ともに箱根で2度区間賞の「ダブルエース」、4年の田村和希と下田裕太が上昇気配。2人が万全ならチーム内に安心感を生み、1万メートル28分台を6人そろえる選手層や、箱根3連覇の経験が生きてくる。

 「スタートラインに普通の状態で立ってくれれば勝てる」と指揮官が言えば、下田も「チームとして、箱根は負けないという気持ちを作って臨みたい」。元来、調整能力には定評がある。高い個々の力が箱根路で調和すれば、4連覇も現実味を帯びてくる。

(工藤圭太)

2017年12月13日14:00 Copyright © The Yomiuri Shimbun