有名難関校が理科を重要視するワケ…小川眞士

学力の基本は何?

 学力の基本は、昔も今も「読み・書き・そろばん」であることに変わりはありません。

 ・文章を精読できること。
 ・自分の意見をまとめてしっかり表現できること。
 ・確実な計算力があること。

 この三つこそが学力の基本であり、このレベルが高い人ほど、さらに高いレベルの学力を身につける資格があると言っても過言ではありません。

 中学入試では、この三つの能力を調べるため、国語や算数で解き方や考え方の過程を記述させたり、途中式を書かせたりする問題が出題されます。

中学入試に理科があるわけ

 では、中学入試の科目に理科があるのはなぜでしょう?

 それは一言で言うと、受験生の理科的な(科学的な)思考力を調べたいから、ということになります。理科的とは、身の回りのさまざまな現象に疑問を持ったとき、自分で観察し、調べ、考えることで、その疑問を解決できる能力です。

重要視される理科

 世界がインターネットでつながり、人工知能(AI)や仮想現実(VR)といった言葉がニュースで頻繁に取り上げられる昨今です。科学や情報技術(IT)の進化によって、特に理科的な思考力の必要性・重要性が叫ばれています。

 今後は、理科的な思考力こそが、世の中の難局を打開し、新しいモノやコトを生み出す原動力となるでしょう。そしてゆくゆくは、私たちの生活を豊かにしてくれることでしょう。

 そのようなわけで中学入試においても、学校側は国語や算数に加えて、理科を今まで以上に重要視するようになっています。「読み・書き・そろばん」の力に加えて、理科的な思考力を備えた受験生を多く合格させたいのです。特に有名難関校はその傾向があります。

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