<東京>友禅に新たなデザイン

 東京友禅は、京都の京友禅、石川の加賀友禅とともに「三大友禅」のひとつとされる。最近、ワインボトルや東京タワーをモチーフにするなど、今までにないデザインの東京友禅が登場し、注目を集めている。


 新しいデザインに取り組んでいるのは、2013年結成の女性作家集団「そめもよう」の9人。動物や街の風景など様々なモチーフを取り入れて創作を続ける。

 特に人気なのは、リバーシブルの「昼夜帯」(税込み25万円)だ。例えば、片面には文鳥や指輪、香水瓶が並ぶデザインが描かれ、もう片面には漆黒に映える真っ赤なポインセチアが描かれている=写真=。それぞれを別の作家が手掛けているのがユニーク。通常、帯は1本15万~20万円する。「好きな作家のものを1本ずつ買うとお金が大変」という愛好家の声に応えた。好きなデザインを組み合わせて注文できる。

 このほか、雪だるまを描いたがま口、ウサギのデザインの印鑑入れなど、小物にも力を入れる。

 昨年10月には初の展覧会を開催し、全国のデパートの催事などにも出店している。今後は、インターネットでの販売も手がけたいという。メンバーの町田久美子さんは「若い女性たちが、もっと着物を身近に感じられるように頑張りたい」と話している。

 展覧会の情報は、そめもようのホームページ(http://somemoyou.jimdo.com/)でチェックできる。問い合わせはメール(somemoyou@gmail.com)へ。

 (生活部 矢吹美貴)

2017年01月08日 05時20分 Copyright © The Yomiuri Shimbun