2013年

笑いある子育てに共感 発言小町大賞2013

ベストトピ賞は「毎日イライラ子育てが一転、ニコニコ笑顔になりました」

  • イラスト・山崎のぶこ
    イラスト・山崎のぶこ

 インターネットの掲示板「発言小町」で、4人の息子を持つ母親からの投稿(トピック)が、今年最も心に残った話題として「発言小町大賞2013」の「ベストトピ賞」に輝いた。投稿主が子どもを笑わせるよう心がけたところ、怒ってばかりいた毎日が一転したという投稿に、心温まる思いをした人も多かったようだ。

 →「毎日イライラ子育てが一転、ニコニコ笑顔になりました」

 投稿主には3~6歳の4人の息子がいる。3歳児は双子で、重い病気と知的障害がある。また、夫は仕事で家を不在にしがち。イライラすることも多かったという。

 そんな時、テレビで「子育て中は、子どもをいかに笑わせるかを考えていた。お風呂に入る前にお尻を壁から突き出して振ったりした」というタレント、関根勤さんの話を聞いた。投稿主も早速、お尻を突き出すなどしてみると、子ども全員が笑顔になった。

 それ以降、子どもをくすぐったり、変な顔で歌ったりと、子どもをどう笑わせるかを考えながら生活するように。「子どものいたずらも減り、毎日幸せで楽しくなりました」という。自身も笑顔になった。

 投稿主には、子育て中の母親を中心にエールが送られ、「我が家でも取り入れたい」という反響も相次いだ。

 6歳の男の子を持つシングルマザーは「息子に冷たい言葉を言ってしまうなど、イライラしてばかり。関根さんの言葉、目からウロコです」。発達障害の子どもがいるという人は「大切なことを教えてくれて、ありがとう」と感動した様子だった。アニメのキャラクターの声まねなど、子どもを笑わせる方法を披露する人もいた。

 笑いのマジックは、子育て以外でも効果があるようだ。母親を在宅介護しているという女性は、「母の笑顔が見たくて母を笑わせることばかりやっていたら、つらかった毎日が楽しくなった」。

 育児関係者の多くは、子育てにおける笑顔の大切さを指摘する。

 「笑いは薬のようなもの。子育てを豊かにもすると思う」と話すのは、吉本興業がはじめたプロジェクト「パパパーク」のリーダー、佐藤詳悟さんだ。

 同プロジェクトは「パパ芸人」を集め、子育て番組の出演、雑誌連載などを行っている。例えば、お笑いコンビ、ペナルティのワッキーさんは、動物の物まねをしたり、耳を引っ張って変な顔をしたりといった、赤ちゃんを笑わせるための動画を作った。

 元保育士の「こどもコンサルタント」、原坂一郎さんは「子どもは、自分を笑顔にしてくれる人を好きになって信頼し、聞く耳を持つようになります」と、その効果を説く。

 忙しくて子どもを笑わせる余裕がない人もいるだろうが、「子どもに指示する時、ちょっと表情に気を付けるだけでも効果があります」とアドバイスしている。