2012年

これが話題の“元祖ウメミヤ”! 梅宮辰夫さんに「発言小町大賞」部門賞を報告

  • 釣り名人としても知られる俳優・梅宮辰夫さん。「買ってきた塩鮭は塩がきいていないので、自分で塩を打ちます。焼くと白っぽくなるくらいビビッときいていないとね」と食へのこだわりを披露した(東京都内で)
    釣り名人としても知られる俳優・梅宮辰夫さん。「買ってきた塩鮭は塩がきいていないので、自分で塩を打ちます。焼くと白っぽくなるくらいビビッときいていないとね」と食へのこだわりを披露した(東京都内で)

 「発言小町大賞2012 食べてみたいで賞」に輝いた投稿「ウメミヤを探して……」。ウメミヤとは、豚肉に鶏肉を合わせて煮込む、なんともボリューム感のある料理。もともとのレシピは、料理上手で知られる俳優の梅宮辰夫さんが30年ほど前に作ったものです。小町さんが今回の受賞をお伝えし、梅宮さんご自身による、“元祖ウメミヤ”のレシピを取材しました!

作るとみんな虜に キケンな魅力

 投稿は、トピ主の義母が作っていた料理の作り方を尋ねる内容です。料理名が分からないことから、夫の家では、ずっと「ウメミヤ」と呼ばれていたそうです。

 義母に作り方を聞いてみても、「目分量」とか「忘れた」とかで手がかりもありません。「数年に一度、『あ~ウメミヤ食べたいなあ』と言う夫にぜひ食べさせたい。自分自身も食べてみたい!」という思いが高まり、「レシピを探しています」と投稿しました。

 ユーザーからは、「コーラを入れて煮るのかも」「フィリピンの料理では?」などの「手がかり」が寄せられます。「私も食べてみたい」という声が次々と寄せられました。

 そして投稿から6日後、ついに夫が確認してくれて義母のレシピが判明します。

 <豚バラは角切り。骨付き鶏はぶつ切り。豚を下ゆでしたゆで汁2に対し、酢、しょうゆを各1加え、ひたひたになるようにする。うまみ調味料少々、ニンニク10かけ、赤唐辛子6本を加え、20分煮込む>

 このレシピが掲載されたところ、「作ってみました」という報告が殺到。「ウメミヤの虜とりこになりました」「おいしいので少量では我慢できません。キケンです!」などの感想に、さらに興味がかき立てられます。

 ダイコンや白菜、豆腐を加えたり、スープでラーメンを作ってみたり、アレンジの報告は、投稿から1年近くたった今も寄せられています。

妻の記憶がレシピの原点

  • 梅宮さんが手書きした「鶏と豚の酢煮(フィリピン風)」のレシピ
    梅宮さんが手書きした「鶏と豚の酢煮(フィリピン風)」のレシピ
  • 愛用のレシピ帳は、黒いテープで補強しなければならないほど使い込んである
    愛用のレシピ帳は、黒いテープで補強しなければならないほど使い込んである

 ――今回、梅宮さんのレシピを探す投稿が部門賞に選ばれました。みんなウメミヤの虜になっています。

 梅宮) うれしいですね。自分の料理が認められたという感じで。もともとは「トリとブタの酢煮(フィリピン風)」というレシピです。

 ――このお料理は、いつごろ作られたものですか?

 梅宮) もうかなり古いね。僕は結婚して40年になるんだけど、もしかしたら女房に教わったのかもしれない。彼女はお父さんの仕事の関係で、スペインとかドイツとか、いろいろな国に行っていたんだ。それで、フィリピンにもいたことがあるって言っていたから。「豚肉と鶏肉の煮物で、すっぱくて……」と女房から聞いて、作ってみたのかな。

 ――投稿は今年の2月に来たものですが、暑い夏も、一年中おいしく食べられると人気です。

 梅宮) どちらかというと夏向けかもしれません。さっぱりして食べやすいからね。本当は、鶏肉は一羽丸ごと、ダイナミックに作るんですよ。ももは外して、体も半分に切って煮るけどね。これからの季節はクリスマスやお正月、仲間や家族で集まる機会が増えるでしょう。そんなときにぜひ作ってみてください。いかにもおいしそう、うまそう、という感じですよ。

取材を終えて

 梅宮さんは、黒い表紙の分厚いノートを持参してくれました。表紙はところどころ擦り切れ、テープで補強してあるほど。使い込まれた様子が分かります。中には手書きでレシピがびっしり書かれていました。

 こうしたノートは他に何冊もあり、最近はスクラップも増えていて、レシピは全部で500以上になるそうです。ウメミヤのほかにも「我が家のちらし寿司」とか、おいしそうなメニューがいっぱい。お酒を楽しむためのおつまみや、「さすが釣り人」とうならせられる豪快な魚料理も。家族のためにと考案されたレシピからは、愛情が伝わってきました。

 「元祖ウメミヤ」のレシピを以下に掲載します。このウメミヤをもとに、皆さんのアレンジしたウメミヤも、ぜひ発言小町に投稿して教えてください。

【鶏肉と豚肉の酢煮】

【材料】鶏もも肉(骨付き)2本、豚バラ肉(ブロック)450g、酢・しょうゆ各1/2カップ、ニンニク5かけ、うまみ調味料少々、赤唐辛子5本、ブロッコリー1株

  • 大手小町編集部も作ってみました。意外とサッパリ味で箸が進みます 
    大手小町編集部も作ってみました。意外とサッパリ味で箸が進みます 

 【作り方】

(1) 鶏肉はぶつ切りにして、熱湯を回しかけておく。

(2) 豚肉は食べやすい大きさの角切りにして鍋に入れ、たっぷりの水を加えてアクを取りながら30分煮る。

(3) 鍋に(2)の煮汁を1/2カップ分入れ、酢、しょうゆ、ニンニク、うまみ調味料、赤唐辛子、水1/2カップを加える。鶏肉、豚肉を入れてコトコトと煮る。

(4) ブロッコリーは小房に分け、色よくゆでる。

(5) 肉が軟らかく煮えたら器に盛り、スープをかける。ブロッコリーと赤唐辛子を飾る。仕上げに黒コショウをふると、さらに風味が豊かになる。辛いものが苦手な人は、赤唐辛子の量を半分に減らして、途中で取り出してもよい。