小町拝見

厳しい指摘は成長の糧…小熊美香

 入社から数年たち、自分の課題や甘さが浮き彫りになってきたというトピ主さん。職場の一部の人からの対応も厳しく感じられるようになったとし、「仕事がつらい時期の乗り越え方」について意見を求めていた。


 上司をはじめ、他者からの忠告や教えは、時がたってようやく本当の意味が分かることがある。

 新人時代、私は多くの先輩を前にした自己紹介で、「こんな私でも先輩方に負けないものがあります! それはやる気と成長したいという気持ちです!」と、言ったことがあった。

 しかし、その直後、「それは失礼だ。先輩にもやる気はあるし、成長したいと思っている人はたくさんいる」と厳しく指摘された。

 当時は、なぜそこまで……と、自分の甘さを素直に受け入れられず、言葉の真意を理解できなかった。しかし経験を積み、言葉の持つ力と怖さを実感するにつれて、先輩が伝えたかったことが痛いほど分かるようになった。

 「言葉は人を傷つけることがある」「言葉には責任を持つ」ということだったのだと。その教えは今、私が仕事をする上で、大切な軸になっている。

 自分の課題がよく分かっているからこそ、焦りやふがいなさも加わり、周囲の評価が気になる。あまり思い悩まず、厳しい指摘には、自分を成長させてくれるヒントがたくさん隠されているととらえ、数年後の成長した自分の姿を想像してほしい。

 産休のため、当欄の執筆担当を卒業することになりました。約2年間、読者の皆さんとつながれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました!

小熊 美香(おぐま・みか)
 日本テレビアナウンサー。1986年、静岡県生まれ。2008年入社。現在、「ZIP!」「キユーピー3分クッキング」などに出演中。