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学費4000万円!一般家庭から私立医大に進むには

フリーランス医師 筒井冨美
 1月14、15日の日程で大学入試センター試験が終わり、これから私立大学の入試が本格的に始まる。国公立の医学部を目指していたが、センター試験の自己採点で医師の道を断念しようと悩んでいる受験生もいるかもしれない。「学費が高いからうちはムリ」と、はなからあきらめていた私立医大に進学する方法はあるのか。フリーランス医師の筒井冨美さんが、平均的な世帯収入の家庭でも私立医大に進学できる方法をこっそり紹介する。

難化が目立つ医学部

  • (写真はイメージです)
    (写真はイメージです)

 歯科医師・弁護士・公認会計士は数が増えすぎて、年収300万円未満も珍しくない。

 高級官僚は、現役時代は大手企業と比べれば薄給激務なのに、将来の天下りポストも減る一方だ。東京電力・東芝・日本航空といった有名大企業も安泰ではない。東大を出ても、過労自殺に追い込まれてしまった電通の新入社員の例もあった。

 このように、職業の価値観が変わっていく中、少子化で大学入試の易化が目立つが、医学部だけは別世界である。全国的に難化し、ここ数年では「地方の国公立医大」≒「東大の非医学部」まで偏差値レベルが上昇したケースもある。

 昭和時代のエリートコースが次々と色あせる中で、「医師免許は日本で残った最後の優良資格」と、広く世間で思われているからだろう。

 昭和時代には「女子が医大になんか進学したら、縁遠くなる」と言われて敬遠されていたが、近年では「女性が生涯を通じて働きやすい」「医師の夫をゲットする近道」と、積極的に受験するようになった効果も大きい。

私立医大なんてムリ?

 医大進学熱が高まる一方、6年間の学費総額は「国公立」で350万円、「私立」は1850万~4720万円が必要である。国公立ならまだしも、私立なんて「とても通わせられない」とあきらめるのはちょっと待って。

 厚生労働省の調査によると、1世帯当たり平均所得(2013年)を世帯主の年齢階級別でみると、「50~59歳」が722万2000円、次いで「40~49歳」の641万円、「30~39歳」の564万円となっている。

 こういった家庭から私立医大に子どもを進学させるのは無理なのか。世帯年収600万円で私立医大に進学する方法を考えてみたい。

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2017年01月17日 07時11分 Copyright © The Yomiuri Shimbun