晴れの会場でゴミ拾い ニッポンの美徳

  • 晴れ着姿で式典会場周辺のゴミを拾う新成人(北九州市で、今年1月)
    晴れ着姿で式典会場周辺のゴミを拾う新成人(北九州市で、今年1月)

 読売新聞は朝刊教育面の第2、第5水曜日に、新コーナー「ニュースde道徳」を掲載しています。30日朝刊では、仙台市で行われた平昌冬季五輪フィギュアスケート金メダリストの羽生結弦選手の祝賀パレードで、ゴミが少なかったというニュースを取りあげています。「自由と責任」「自律」がテーマです。

 このテーマをめぐっては、以下のようなニュースもありました。

渋谷の清潔ハロウィーン

 秋の定番行事となった「ハロウィーン」では、仮装した若者らが街に繰り出すイベントとして年々盛り上がりを見せる一方、ゴミのポイ捨てなどのマナー違反も目に付き、自治体などが対応に苦慮しています。

 ここ数年、東京・渋谷駅周辺にはハロウィーンに合わせて、仮装などを楽しむ若者が押し寄せています。渋谷区や協賛企業でつくる実行委員会は昨年、駅周辺で仮設トイレを2か所に計12基、更衣室スペースも2か所で計約70人分を用意しました。臨時のゴミ置き場も4か所設け、スタッフが分別を指導し、ボランティアらも清掃活動にあたりました。

サッカーW杯 青い模範的サポーター

 2014年のサッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、観戦を終えた日本人サポーターが、客席のゴミを片づける画像が世界に広まり、各国の主要メディアから称賛されました。

 サポーターによる観客席のゴミ拾いは、日本がW杯に初出場した1998年フランス大会から行われている取り組みだそうです。試合中膨らませて応援する青い袋を、試合後はゴミ袋として活用しています。

 リオデジャネイロ州政府環境局もサポーター代表として駐リオデジャネイロ日本総領事に表彰状を手渡しました。授与式でカルロス・ポルチーリョ局長は「日本は試合に敗れたが、環境意識ではチャンピオン。我々も手本としたい」と称賛しました。

北九州、自覚と自律の成人式

 今年1月に北九州市で行われた同市の成人式では、会場周辺の清掃活動に多くの新成人が参加しました。

 清掃活動は、新成人らでつくる実行委員会が、出席者に成人としての自覚を持ってもらおうと昨年初めて実施しました。今年も街への感謝を行動で表そうと引き続いて行われました。振り袖などの参加者は、ゴミ袋を手に会場周辺に落ちていたたばこの吸い殻や空き缶などを拾い集めました。

 参加した新成人の女性は「今年の成人式は良かったと言われるように、会場近くをきれいにして大人としての一歩を踏み出したい」と話していました。