クマ生息域で救助訓練…鹿角

  • クマの出没に警戒しながら訓練を行う参加者(15日、鹿角市で)
    クマの出没に警戒しながら訓練を行う参加者(15日、鹿角市で)

ドローンで上空から監視

 クマ出没の危険のある地域での山岳遭難を想定した救助訓練が15日、鹿角市花輪の花輪スキー場周辺で行われた。市や県警、消防、猟友会関係者ら約50人の参加者は安全確保のため、小型無人機「ドローン」で偵察するなど、実践的な訓練に取り組んだ。

 訓練は、行方不明となった山菜採りの入山者を捜索中、別の入山者が滑落し重傷を負った――として遭難が続発した事態を想定。参加者らは2班に分かれ、ドローンを飛ばして上空からの映像でクマがいないか監視しながら、爆竹を鳴らして捜索活動を展開。遭難者を発見すると、全地球測位システム(GPS)を活用して県警や県のヘリに位置情報を伝え、救出、救急搬送につなげた。

 県内では4月以降、クマによる人身被害が3件(1日時点)発生している。鹿角市では2016年5~6月に6人が相次いでクマに襲われて死傷した。市は、タケノコ採りのシーズンが本格化するのを前に、危険区域への入山自粛を呼びかけている。

秋田や能代でクマ目撃

 県警の発表によると、県内では15日もクマの出没が相次いだ。

 秋田市河辺三内では午前6時50分頃、民家敷地にクマがいるのを住人の男性が発見。クマは間もなく、近くの山林に逃げていった。

 能代市では午後5時50分頃、大豆畑にいるクマが目撃された。

 県警で、各現場周辺の住民に注意を呼びかけている。