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バター不足 どうして? どうする?

 昨年のクリスマスシーズンに話題になったバター不足ですが、今年は緊急輸入などの対策で不足が回避される見込みです。しかし、バター不足は2010年度以降ほぼ毎年発生しています。国内の生産量が需要に追いつかないのが大きな理由で、背景に酪農家の減少という深刻な問題があります。今のところ海外からの緊急輸入で乗り切ってきましたが、バター不足は慢性化するとも指摘されています。問題の背景と、家庭でもできる対策をまとめました。

数字上は不足回避の見込みだが…続く品薄感

 生乳生産者や乳業メーカーで作る一般社団法人「Jミルク」は7月23日、2015年度の国内のバターの供給量が需要量を上回る見通しになったと発表しました。農林水産省は5月、Jミルクが当時の需給予測でバターが9900トン不足すると指摘したことを受け、1万トンの緊急輸入を決めました。今回の予測では、この効果もあり、数字上は不足が回避されそうです。ただ、スーパーの店頭では、今も「お一人様一点限り」などと購入を制限しているところが多く、品薄感があります。(→記事へ

酪農家が減少…需要に追いつかず

 バター不足の原因は、酪農家の減少にあります。国内の酪農家はピークの約42万戸から、2014年は約1万8000戸まで減少しました。それにともなって、バターの原料となる「生乳」の生産もピーク(1996年度)の約866万トンから、2013年度には約745万トンに減少しました。(→記事へ

 生産者団体などの予測では、2015年度のバターの生産量は前年度比5%増の6万4800トンで、需要(7万4700トン)に届きません。緊急輸入されたとしても、すぐには生産が追いつかず、バター不足は恒常的なものになるとの声が高まっています。(→記事へ

その場しのぎの対策ではダメ

 昨年のクリスマスシーズンのバター不足は、夏の猛暑で乳牛が体力を奪われたことも一因になったようです。政府は大手乳業メーカーに出荷量を増やすよう要請しましたが、スーパーでは品薄が続きました。ケーキ屋さんや主婦からは「その場しのぎではまた同じ事態を招く」と不安の声が上がりました。(→記事へ

家庭でできる対策

 店頭でも家庭用バターは品薄で、「お1人様1個まで」と制限された人も多いと思います。家庭でできる対策をまとめました。(→記事へ

〈1〉調理を工夫
 バターを使わずに小麦粉を増やす。チーズを加えてコクを出す。
〈2〉代用品で工夫
 ケーキやパイならオリーブオイルを使う手も。バターとマーガリンを混ぜると後味も軽くてあっさり。
〈3〉生クリームから手作り
 バターは家でも簡単に作れます。生クリームをペットボトルに入れて振るだけ。

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【関連サイト】
農水省(バター不足に関するQ&A)
Jミルク(乳製品の受給見通しなど)