気象・災害まとめ読み

「熱中症」対策のポイントは?

 東京都心で5日連続の猛暑日を記録するなど、各地で猛暑日や真夏日が続き、熱中症の被害も相次いでいる。暑さを感じにくい高齢者と、体温調節が苦手な子供には気配りが欠かせない。熱中症の基礎知識と対策のポイントをまとめてみた。

 

なぜ高齢者?

 

 

 

 

 熱中症の患者・死者はこの20年で急増し、中でも高齢者の割合が年々増えている。スポーツや作業中の発症は減っていて、高齢者が自宅で発症しないための対策が重要となっている。→(記事へ)

 

 

 

 

 

 高齢者が熱中症になりやすい原因としては、加齢に伴い〈1〉皮膚が暑さを感じなくなる〈2〉汗腺が老化して汗をかきにくくなる〈3〉体内の水分・血液の量が減る〈4〉喉の渇きを感じにくくなる、などが挙げられる。→(記事へ)

 

七つの症状

 

 熱中症の症状は(1)めまいや立ちくらみ、顔のほてり(2)筋肉痛や筋肉のけいれん(3)体のだるさや吐き気(4)汗のかきかたがおかしい(5)体温が高い、皮膚の異常(6)呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない(7)水分補給ができない――がある。(+「熱中症ゼロへ」プロジェクトより)

 症状の度合いによって三つに分類される。最も軽い1度では、立ちくらみや筋肉のこむら返り、次の2度では頭痛や吐き気、倦怠(けんたい)感が起きます。3度では、2度の症状に加え、呼びかけに適切な反応が出来ないなどの意識障害や全身のけいれん、高体温などが表れる。

 1度なら、患者さんを涼しい場所に移して体を冷やし、冷たい飲み物や塩分を与える。誰かがそばで見守り、症状が改善しないか、少しでも意識レベルが低下した場合は病院に搬送。2度以上では直ちに救急車を呼ぶ。

 

早く体温下げる

 重症の場合、どれだけ早く体温を下げられるかが生死を分ける。救急車を待つ間も、体に水をかけたり()れタオルを当てて風を送ったりするほか、体表近くに太い血管のある前首、わきの下、太もものつけねなどを氷枕などで冷やすと効果がある。→(記事へ)

 

1日1.2リットル

 

 予防で大切なのは、水分補給。平均的な体格の大人が室内で静かに過ごす場合、飲み物として必要な1日の水分は1.2リットル。

 

28度でエアコンを

 熱中症で死亡した人の大半は室内にいたケースで、そのうち9割近くは冷房を使っていなかった。→(記事へ)

 高齢者は暑さを感じる機能が低下しているため、温度計でこまめに室温をチェックし、28度以上になったら冷房を使う。→(記事へ)
 

子供は体温調節が苦手

 高齢者と同じく注意が必要なのが、体温調節が苦手な子ども。「汗びっしょりで顔が真っ赤」という状態は、危険を知らせるサイン。水分を取らせ、涼しい服に着替えさせ、休憩させる。→(記事へ)