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野球・ソフトなど5競技提案…東京五輪・追加種目

  • 記者会見で手を取り合う(右から)全日本野球協会の鈴木義信副会長、日本ソフトボール協会の宇津木妙子副会長、日本野球機構の井原敦事務局長(28日午後8時19分、東京都港区で)=栗原怜里撮影
    記者会見で手を取り合う(右から)全日本野球協会の鈴木義信副会長、日本ソフトボール協会の宇津木妙子副会長、日本野球機構の井原敦事務局長(28日午後8時19分、東京都港区で)=栗原怜里撮影

 2020年東京五輪に開催都市が提案できる追加種目について、大会組織委員会は28日の種目追加検討会議と理事会で、野球・ソフトボール、空手、ローラースポーツ(スケートボード)、スポーツクライミング、サーフィンの5競技団体による18種目の実施を、国際オリンピック委員会(IOC)に提案することを決めた。

 IOCは来年8月に開く総会で追加種目を正式決定するが、この5競技が採用される公算が大きくなった。

これまでの経緯

26の競技団体が名乗り

  • 1次選考を通過したスポーツクライミング
    1次選考を通過したスポーツクライミング
  • 1次選考を通過した空手
    1次選考を通過した空手
  • 1次選考で外れたペタンク
    1次選考で外れたペタンク

 同委員会は12日、開催都市が提案できる五輪の追加種目に、野球・ソフトボール、空手を含む26の国際競技連盟(IF)から応募があったと発表した。国際オリンピック委員会(IOC)承認の33のIFが対象だった。

 過去に五輪採用候補となったスカッシュ、ローラースポーツ、スポーツクライミングのほか、相撲や綱引き、「頭脳スポーツ」としてトランプゲームのブリッジやチェスも名を連ねた。ある競技団体の関係者は「東京五輪は本気で狙っていない。先の五輪への地ならし」と話すなど、競技団体間には温度差もあるようだ。

珍しい競技も

ペタンク

 「高齢化が進む東京の五輪で、健康や長寿につながるスポーツこそ、世界に発信すべきだ」。金属製の球を投げて、目標球からの近さを競うペタンク。日本ペタンク・ブール連盟の副島映一・専務理事は立候補した理由をそう説明する。

 国内の競技人口は約5000人だが、かつては会長を映画監督の伊丹十三さんが務め、現在は老人ホームなどでも広く行われている。パリでは、老若男女が路地裏で楽しむなど国際的な認知度も高いという。

 同連盟では、パリが24年五輪を目指していることも見据え、「まずは国内で競技を広めたい」と話す。

ウェイクボード

 若者重視の方針を追い風にしようと名乗りをあげたのが日本ウェイクボード協会だ。ボードに乗って水上でロープに引かれながら、ジャンプなどの技の難易度を競う米国発祥の競技で、過去に五輪採用候補になったこともある。

 競技人口は国内では約700人だが、世界では愛好者が約3000万人に上り、「空中での派手な技はテレビ向き」と薄田克彦会長は自信をのぞかせる。

「頭脳スポーツ」も

 チェスは、アジア大会で過去2回、競技種目になった実績を強調。競技団体は「たとえ選ばれなくても、知名度が上がれば、競技のすそ野が広がる」と期待を示し、ブリッジの競技団体も「競技内容に興味を持ってもらえるだけでもうれしい」と話す。

野球・ソフトなど8競技が通過…1次選考

 同委員会は22日、開催都市が提案できる追加種目の検討会議を開き、野球・ソフトボール、空手、スカッシュなど8競技団体が、書類審査による1次選考を通過したと発表した。

 記者会見した検討会議の御手洗冨士夫座長は選考のポイントについて、「特に若者におけるスポーツの価値の向上とレガシー(遺産)の形成、国民の(五輪)機運の盛り上げに資するもの」と語った。他に、ボウリング、ローラースポーツ、スポーツクライミング、サーフィン、武術も、1次選考を通過した。

  • 26競技のうち8競技が1次選考を通過した(色が付いている競技が通過したもの)
    26競技のうち8競技が1次選考を通過した(色が付いている競技が通過したもの)

決定は来年8月…種目数は未定

 組織委は、8月初旬に団体のヒアリングを行い、9月30日までにIOCに提案。IOCは来年8月の総会で追加競技を決定する予定だ。ただし、IOCは、「一つまたは複数の種目の追加を提案できる」と定めているだけで、最終的にいくつの競技が残るかはわからない。

 

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