熊本地震

熊本地震・災害時の通信、ネット情報源まとめ

 14日夜に発生した熊本の地震で、一時的に一般電話・音声電話がつながりにくくなった。電話以外で安否情報を登録・確認する方法、およびインターネットで確認できる被災地情報をまとめた。(ITジャーナリスト・三上洋)

災害伝言ダイヤルと災害伝言板で安否情報を登録・確認する

  • 災害伝言ダイヤルの利用方法(NTT西日本)
    災害伝言ダイヤルの利用方法(NTT西日本)

 熊本県を中心とした大きな地震が発生した。その後も繰り返し余震が起きており、不安な一夜を過ごした人も多いだろう。

 この地震を受けて、NTTや携帯電話3社、Googleなどが災害伝言板や安否確認サービスを開始している。スマートフォンやパソコンで利用できる災害伝言板・安否確認サービスをまとめておく。また今後のためにも、GoogleやFacebookでの安否確認、災害情報をネットで確認する方法を紹介する。

★音声電話による災害伝言ダイヤル「171」

 安否確認などのボイスメッセージを録音しておくと、電話番号を知っている人が再生できるサービス。14日午後9時40分から運用されている。被災地の人は自分の電話番号を登録し、30秒の音声メッセージを入れておけば、電話番号を知っている人が聞くことができる。今年3月18日より、登録する電話番号に携帯電話やPHSも登録できるようになった。

●利用できる電話:加入電話、ISDN、公衆電話、ひかり電話(電話サービス)、及び災害時にNTT西日本が避難所などに設置する特設公衆電話。携帯電話、PHS、他通信事業者の電話からも可能だが、一部通信事業者は171に接続できない場合がある

●伝言録音の際に登録できる電話番号のエリア(15日午前0時10分現在):

熊本、福岡、佐賀、長崎、大分、鹿児島、宮崎の各県の092、093、094、095、096、097、0982、0983、0984、0985、0986、0987、099の市外局番から始まる電話番号、携帯電話・PHS・IP電話番号

●使い方:

「171」に電話をかけ、音声案内に従って録音・再生する。安否確認などの録音は「1」、再生は「2」。その次に電話番号を登録し、30秒までのメッセージを登録できる。詳しい使い方は下記から。

災害用伝言ダイヤル(171)ご利用方法:NTT西日本

 参考情報:NTT西日本 熊本地方での地震に伴う「災害伝言ダイヤル(171)」及び「災害用伝言板(web171)」の運用拡大について(第2報)

★文字による災害伝言板

 スマートフォン・携帯電話・PHSのインターネット接続機能で、被災地の方が伝言を文字で登録し、携帯電話・PHS番号をもとにして全国から伝言を確認できるサービス。NTTドコモ・au・ソフトバンクが提供している。

●利用できる端末:インターネットに接続できるスマートフォン、フィーチャーフォン、パソコン・タブレット

●利用方法:各社のウェブサイトから災害伝言板へ。被災地の方は電話番号を登録して書き込み、それ以外の人は相手の電話番号を入力して閲覧する。災害伝言板は各社のトップページから。

NTTドコモ

au

ソフトバンク

Google・Facebookの安否情報やネットでの被災地情報

  • トヨタによる「通れた道マップ」
    トヨタによる「通れた道マップ」

 スマートフォンやパソコン向けの安否情報は、GoogleやFacebookも提供している。親戚や知人がスマートフォンを使っている人は利用するといいだろう。またトヨタが被災地で通行できる道路がわかるサービスを提供している。

 テレビ・ラジオを持っていない人向けに、テレビ・ラジオのネット再配信も行われているので参考にしよう。

★安否情報をネットで登録:「Googleパーソンファインダー」

 Googleが提供している安否情報のサービス。氏名を基にして安否情報を文字として登録しておき、それ以外のエリアの人が確認できる。

Googleパーソンファインダー

★「Facebook災害時情報センター」

 Facebookによる安否情報登録・確認サービス。被災地のエリアにいる友人の安否をチェックできる。シンプルに「無事」と表示が出るのでわかりやすい。

Facebook災害時情報センター

★トヨタ「通れた道マップ」

 トヨタのネット接続サービスを利用し、被災地でクルマが通ることができた道路を表示するサービス。24時間内の通行実績情報を「3回未満」「3回以上」などの形で地図で確認できる。

トヨタ「通れた道マップ」

★テレビ・ラジオの再配信

 テレビ各局は、インターネットでテレビ放送の臨時ネット配信を行っている。YouTubeのライブ配信サービス「YouTube Live」で各局が放送しているほか、サイバーエージェントの「Abema TV」でも放送がある。テレビがない人は、スマートフォンで下記のサイトを見るとよいだろう。またラジオ放送は、radikoで地元局を聞くことができる。パソコンではradikoのサイトから、スマートフォンは専用アプリを使うと便利だ。

・テレビ各局による臨時ネット配信:YouTube Liveトップページから

Abema TV

NHK NEWS WEB

radiko

★被災地での無料WiFi(00000JAPAN)

 被災地では公衆無線LANの無料開放が行われている。スマートフォンやタブレット、パソコンなどで利用できるもので、公衆無線LAN・WiFiがある場所では、契約なし・パスワードなしで利用できる。コンビニ・自治体施設・レストランなどにあるので活用したい。スマートフォンのWiFiをオンにして「00000JAPAN」というSSIDがあれば利用可能だ。

大規模災害時における公衆無線LANの無料開放について

★避難所マップ

 Yahoo!Japanでは被災地での避難所マップを提供。ライフライン状況もわかる。スマートフォンでも見やすい。

Yahoo!天気・災害 避難所マップ

 なおこの他に、LINEではIP電話での一部無料電話サービスを提供しているが、被災地への通話は混雑の原因となるので控えたほうがよい。できるだけ上記の安否確認サービスを利用しよう。