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絶対にぶつかれない…話題の最恐コーンとは

  • 粗末に扱われるカラーコーン
    粗末に扱われるカラーコーン

 道端に置かれ、車や人の進入禁止や工事への注意を促す「カラーコーン」。そのちょっと変わった“ニューフェース”が評判らしい。

 ロードコーンとも呼ばれ、円錐(えんすい)形でおなじみのカラーコーン。しかし、その境遇たるや、体当たりされ、けとばされ、放り投げられたり……、あげくに、酔っ払いの頭にかぶられてしまったりと実に哀れな存在だ。それが、なにやら「なんともありがたいお姿。もう絶対にぶつかれない」と(うわさ)になっているとか? その正体は、なんとお地蔵様の姿が浮き出した地蔵カラーコーンなのだ。

 「カラーコーンの地蔵が、今年の夏頃から製法・素材を一新した第4世代になります。仕上げのクオリティも耐久性も、従来のものより大幅にグレードアップ。顔もツルツル。ご注文受け付けております」

  • ちょっと不気味?
    ちょっと不気味?

 制作者が5月中旬、ツイッターでその写真とコメントを公開すると、「ぜひ購入したい」「ピンクもほしい」などとただちに反応。

 「ん~これじゃ、放り投げられないなあ」

 「なるほど!これは粗末に扱えない」

 「これならルールを守らないとバチが当たりそうだ」

と、今までカラーコーンをぞんざいに扱ってきた(やから)にチクリと来るようなコメントも。

 一方、「これは罰当たりです」「夜見たら怖い」「可愛(かわい)くない」など(まゆ)をひそめる向きもある。

 気になる制作者は、東京・国分寺市在住の長谷川維雄(ふさお)さん(28)。武蔵野美術大油絵科卒、東京芸術大大学院修了のアーティストだ。初代モデルの試作は2009年。その発想は「地蔵もカラーコーンもともに道路を守っている」。言われてみれば、確かにそうだが、なかなか常人には思いつかないポイントかも。

 これまで注文に応じ、改良を加えながら計100体以上を制作・販売してきた。と言っても価格は一体数千円、道端で使われる数百円程度の汎用品とは違い、ディスプレーとしてカフェに飾られたり、寺院の駐車場に置かれたり、とそれなりの扱われ方をされている。

  • よく見ないと気付かないかもしれない
    よく見ないと気付かないかもしれない

 このたび登場の4代目地蔵カラーコーンは、既存品より耐久性とクオリティにこだわり、「ペニョッとした曲線を意識して造形した」自信作とか。顔のモデルは2歳になる自身の(おい)っ子。ヨーロッパの彫刻なども参考にし、可愛らしさと崇高さをあわせ持つ表情を目指したらしい。

 一体8000~9000円で夏ごろ発売開始予定。長谷川さんは「(石像や銅像など半永久的に残る他の芸術作品と違い、ポリプロピレン製の)地蔵コーンは街と同じスピードで風化して、置かれた環境に馴染(なじ)んでいく。都市の風景全体が味わい深く見えるようになる」と願っているそうだ。

 問い合わせは長谷川さんのツイッター(@hasegawa_fusao)。

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