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まるで天の川!七夕に会える「姫」の正体は?

メディア局編集部

 「まるで天の川みたい」――。うっそうとした森や雑木林でヒメボタルが作り出す光の世界が今、七夕のフォトジェニック(写真写りのいい)な情景として画像共有サービス「インスタグラム」で話題になっている。

 ホタルの写真と言えば、光の跡が線状を描くゲンジボタルやヘイケボタルを思い浮かべる人が多いだろうが、ヒメボタルの光は無数の点を宇宙の星のように輝かせる。生息が確認されている地域が西日本に多く、東日本ではあまり知られてこなかったが、ネット上の画像共有で“全国区”の人気を獲得しつつあるようだ。

 ヒメボタルは、メスが成虫になっても飛ばず、同じ場所で何世代も命をつないできている陸生ホタルの一種。国内では兵庫県丹波市の内尾神社、名古屋市の相生山、岡山県新見市の天王八幡神社などが生息地として知られ、研究者や写真愛好家が集うという。

 一般におなじみのヘイケボタルやゲンジボタルの点灯時間は数秒間で、オスとメスが空中で乱舞するため、カメラで線状の光跡をとらえられる。これに対し、ヒメボタルの点灯は1秒間に2回の短い周期だ。加えて、地表にとどまるメスに対し、オスは地上から約1メートルの高さで求婚を続けるため、黄金色の丸い光が一所でゆらめくように見える。こうして、森林の中に浮かび上がるイルミネーションが宝石をちりばめたような光景を作り出している。

 見頃を迎えた6月中旬から、インスタグラムには幻想的な画像の公開が相次いでおり、「姫に会ってみたい」「七夕の夜に見に行きたい」と感激するコメントが集まっている。

  • 出典:Instagram(@ittetu_izm)
    出典:Instagram(@ittetu_izm)
  • 出典:Instagram(@gon_taku)
    出典:Instagram(@gon_taku)


 ホタルの保護・調査を続ける丹波市の市民団体「森のホタル調査隊 in 丹波」代表の藤原利正さん(73)は「大人の目線より少し下のところに、オスがメスに送るラブコールとして光の帯が広がり、とてもロマンチック」と話している。7月10日ごろまでその姿を楽しむことができるそうだ。観察に訪れる際は地元のルールを守り、ホタルたちの恋愛を静かに見守るようにしたい。

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