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「暮しの手帖」の創刊号は新聞広告を出したのか?

メディア局編集部

 NHKの連続テレビ小説「とと姉ちゃん」。とと姉ちゃんこと小橋常子が、天才編集者・花山伊佐次と組んで「あなたの暮し」を創刊する時、「新聞広告を載せよう」という話になった。では、実際はどうだったのだろう? 「あなたの暮し」のモデルとなっている雑誌「暮しの手帖」の創刊号は、新聞広告を出したのか?

 読売新聞を調べてみると・・・ありました! 左の写真が1948年10月16日付の読売新聞の1面に載った「暮しの手帖」第1号の広告だ。川端康成、土岐善麿など豪華執筆陣を抱えている。ちなみに、この日の1面トップの記事は、吉田茂・民自党総裁が首相に任命され、組閣に入ったというもの。第2次吉田内閣のスタートだ。自民党ではなく、民自党なのが歴史を感じさせる。

 「とと姉ちゃん」こと小橋常子のモデルは、「暮しの手帖」を創刊した大橋鎮子(しずこ)さん、そして、編集者の花山伊佐次のモデルは、大橋さんに協力した服装研究家の花森安治さんといわれている。その大橋さんのインタビュー記事が、82年8月20日の読売新聞夕刊に載っている。ちょっと引用してみる。

 「大橋さんは正式には編集長ではない。(昭和)五十三年一月にこの世を去った花森さんの遺言を守り、重要事項は幹部スタッフ五人との合議制で決定する。(中略)『花森が今もここにいるような気がして……』と語る大橋さんの後ろの壁には、その遺影がかかげられ、室内は当時のまま。机の上には数十本の鉛筆や万年筆、三角定規などがそのまま置かれている」――。

 リアルな「とと姉ちゃん」の世界を少し垣間見たような気がしませんか?

 

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