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緊迫・北朝鮮~韓国にTHAAD発射台を搬入

  • トランプ米大統領との電話会談を終え、報道陣の質問に答える安倍首相(24日午前11時19分、首相官邸で)=青山謙太郎撮影
    トランプ米大統領との電話会談を終え、報道陣の質問に答える安倍首相(24日午前11時19分、首相官邸で)=青山謙太郎撮影

 

在韓米軍、THAAD発射台を搬入…近く試験(4月26日)

  • 26日、韓国南部・星州の配備予定地に搬入されるTHAADの主要装備。手前は配備に抗議する市民と警戒する警官隊(聯合AFP時事)
    26日、韓国南部・星州の配備予定地に搬入されるTHAADの主要装備。手前は配備に抗議する市民と警戒する警官隊(聯合AFP時事)

 北朝鮮による核実験など新たな挑発行動に対する警戒が続く中、在韓米軍は26日、最新鋭ミサイル防衛システム「最終段階高高度地域防衛(THAAD)」の迎撃ミサイル発射台やレーダーなどの主要装備を韓国南部・星州(ソンジュ)の配備予定地に搬入した。北朝鮮が弾道ミサイル発射など挑発行動を続けていることを受け、早期の本格運用開始を目指す。(→記事へ

北が大規模「火力訓練」…米原潜は釜山に入港(4月25日)

 北朝鮮の朝鮮人民軍創建85周年を迎えた25日、米国や日本など周辺国は、北朝鮮による6回目の核実験など新たな挑発行為を警戒している。ロイター通信などによると、米海軍最大級のオハイオ級原子力潜水艦「ミシガン」が25日に韓国・釜山に入港した。トランプ米政権としては、朝鮮半島近海に向けて航行中の原子力空母「カール・ビンソン」に加え、原潜も派遣することで「平壌に強力なメッセージを送る」(米CNNテレビ)狙いだ。

 韓国政府関係者は25日、北朝鮮が同日、東部・元山(ウォンサン)一帯で、長距離砲などを投入した大規模な「火力訓練」を実施していると本紙に明らかにした。聯合ニュースによると、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が訓練を視察しているという。(→記事へ

北に自制求める考えで一致…日米首脳が電話会談(4月24日)

 安倍首相は24日午前、トランプ米大統領と電話で会談し、緊迫化する北朝鮮情勢を踏まえ、緊密に連携し、北朝鮮に自制を求めていく考えで一致した。首相は会談で、「すべての選択肢がテーブルの上にあることを言葉と行動で示すトランプ氏の姿勢を高く評価する」と伝えた。会談では、海上自衛隊と米海軍の原子力空母「カール・ビンソン」など米軍の空母打撃群による共同訓練を通じて、日米で結束して対処する方針も確認した。(→記事へ

日米共同訓練、異例の事前発表で北朝鮮けん制か(4月23日)

 海上自衛隊と米海軍は23日、海自の護衛艦と、朝鮮半島周辺海域に向けて航行中の原子力空母「カール・ビンソン」など米軍の空母打撃群が同日、西太平洋のフィリピン海で共同訓練を始めたと発表した。共同訓練は終了後の公表が通例だが、日米の結束を示して、核・ミサイル開発を進める北朝鮮をさらにけん制する狙いから、異例の事前発表に踏み切ったとみられる。(→記事へ

「カール・ビンソン」、4月末に朝鮮半島周辺へ(4月19日)

  • ミサイル駆逐艦(左)やミサイル巡洋艦を伴って、インド洋を航行する米原子力空母「カール・ビンソン」(右)(14日、米海軍提供)
    ミサイル駆逐艦(左)やミサイル巡洋艦を伴って、インド洋を航行する米原子力空母「カール・ビンソン」(右)(14日、米海軍提供)

 米CNNテレビは18日、米原子力空母「カール・ビンソン」とミサイル駆逐艦などが、4月末に朝鮮半島周辺海域に到着するとの見通しを伝えた。トランプ米政権は、核・ミサイル開発を進める北朝鮮への圧力を強化するため、シンガポールを出港した空母打撃群の行き先をオーストラリアから変更し、朝鮮半島周辺に向かわせることを決めた。(→記事へ

首相「日米同盟揺るがない」…米副大統領と会談(4月18日)

 安倍首相は18日午後、首相公邸でペンス米副大統領と会談した。会談の冒頭、首相は北朝鮮の核・ミサイル問題を念頭に、「日米同盟の強固な絆が揺るがないことを明確に示したい」と述べた。ペンス氏は「日本の厳しい状況を理解している」と応じた。

米、対北朝鮮「レッドライン」明確にしない方針(4月18日)

  • 17日、北朝鮮との軍事境界線に接する非武装地帯(DMZ)の警戒所を訪れ、北の方角を見つめる訪韓中のペンス米副大統領(中央)=ロイター
    17日、北朝鮮との軍事境界線に接する非武装地帯(DMZ)の警戒所を訪れ、北の方角を見つめる訪韓中のペンス米副大統領(中央)=ロイター

 米ホワイトハウスのスパイサー報道官は17日の定例記者会見で、核・ミサイル開発を強行する北朝鮮を巡り、「トランプ大統領はレッドラインを引かないだろう」と述べ、北朝鮮に軍事手段を講じる基準を明確にしない方針を示した。米国の選択肢を狭めず、北朝鮮の挑発行為を思いとどまらせる狙いがある。(→記事へ

米副大統領「北は米軍の力を試さない方がいい」(4月17日)

  • 17日、ソウルでの会談を前に握手を交わすペンス米副大統領(左)と黄教安首相=AP
    17日、ソウルでの会談を前に握手を交わすペンス米副大統領(左)と黄教安首相=AP

 訪韓中のペンス米副大統領は17日、ソウルで韓国大統領代行の黄教安(ファンギョアン)首相と会談し、北朝鮮の核・ミサイル開発問題を協議した。(中略)「北朝鮮はこの(北東アジア)地域の米軍の力を試さない方がいい」と語り、これまでより直接的な表現で北朝鮮をけん制した。(→記事へ

北朝鮮、弾道ミサイル発射も失敗

北ミサイル、発射直後に空中で爆発…米韓両軍(4月16日)

  • 15日、金日成主席の生誕105周年を祝う平壌での式典に出席した金正恩・朝鮮労働党委員長(画面中央)。ソウル市内のテレビに映し出された=AFP時事
    15日、金日成主席の生誕105周年を祝う平壌での式典に出席した金正恩・朝鮮労働党委員長(画面中央)。ソウル市内のテレビに映し出された=AFP時事

 米韓両軍によると、北朝鮮は16日午前6時21分頃、咸鏡南道(ハムギョンナムド)新浦(シンポ)付近から弾道ミサイル1発を発射したが、直後に空中で爆発して失敗した。ペンス米副大統領は16日午後、韓国訪問のためソウルに到着した。(→記事へ

各国の反応は

領海に北ミサイルなら「武力攻撃切迫事態」検討(4月18日)

 政府は、北朝鮮が日本領海内に弾道ミサイルを発射した場合、自衛隊への防衛出動の発令が可能となる「武力攻撃切迫事態」に認定する方向で検討に入った。

 核・ミサイル開発を進める北朝鮮による挑発行為が増長するなか、適切な防衛態勢を整える必要性があると判断した。(→記事へ

安倍首相、北は「ミサイル7種類公開、軍事力誇示」(4月17日)

 安倍首相は17日の衆院決算行政監視委員会で、北朝鮮の核・ミサイル開発を巡り、「彼らに時間を稼がせ、能力を向上させれば危険の水準が高まる。中国も含めて国際社会が圧力をかけることが重要だ」と強調した。北朝鮮での15日の軍事パレードに関し、「新型と推定されるものを含めて7種類の弾道ミサイルを公開し、軍事力を誇示している」と指摘した。(→記事へ

弾道ミサイル発射、北に厳重抗議…引き続き警戒(4月16日)

 日本政府は16日、弾道ミサイルを発射した北朝鮮に対し、北京の大使館ルートを通じて厳重に抗議した。岸田外相は同日、東京都内で記者団に「引き続き情報収集に努め、いかなる事態にも対応できるよう警戒態勢をしいていく」と語った。(→記事へ

強気の米国、高まる緊張

米空母を中露が追尾、北への軍事行動をけん制か(4月16日)

 朝鮮半島近海へ向かって航行中の米原子力空母「カールビンソン」に対し、中国とロシアがそれぞれ海軍の情報収集艦を派遣して動向を追尾していることが15日、わかった。

 北朝鮮への軍事行動も辞さない構えを見せている米国の出方を探る狙いがあるとみられ、自衛隊は周辺海・空域の警戒監視を強化している。(→記事へ

北朝鮮の4月の記念日へ万全の態勢で備え…外相(4月15日)

 岸田外相は15日午前、北朝鮮情勢について、「4月は様々な記念日が続き、過去の例から考えて何か行動を起こすことは考えられる。万全の態勢で備えている」と広島市内で記者団に語った。(→記事へ

北で軍事パレード、SLBM「北極星」も初登場(4月15日)

  • 15日、平壌での軍事パレードで公開された潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星」(朝鮮中央テレビの映像から、時事)
    15日、平壌での軍事パレードで公開された潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星」(朝鮮中央テレビの映像から、時事)

 【ソウル=井上宗典】北朝鮮は15日、金日成(キムイルソン)主席の生誕105年を迎え、平壌で記念の軍事パレードを行った。パレードには潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星」が初めて登場した。韓国の聯合ニュースは、韓国軍の分析として、新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)も初公開されたと報じた。(→記事へ

北核実験、各国警戒…米副大統領が日韓と協議へ(4月15日)

 【ワシントン=大木聖馬、ソウル=井上宗典】米ホワイトハウスは14日、日本や韓国などを近く歴訪するペンス副大統領が、安倍首相らと会談し、緊張が高まる朝鮮半島情勢について協議すると明らかにした。(→記事へ

海自、カールビンソンと共同訓練へ…北をけん制(4月12日)

 防衛省は、北朝鮮沖に向かっている米原子力空母「カールビンソン」と、海上自衛隊の艦艇による共同訓練を実施する方向で米軍と調整に入った。日米の連携を示し、挑発行為を繰り返す北朝鮮をけん制する狙いがあるとみられる。(→記事へ

前回のミサイルも失敗

ミサイルは「スカッド型」で発射失敗…米が分析(4月6日)

 【ワシントン=黒見周平】ロイター通信は5日、北朝鮮が5日に発射した弾道ミサイルについて、米政府は「スカッド型」と分析しており、発射は失敗だったと結論づけたと伝えた。米ホワイトハウス関係者が「液体燃料を使ったスカッドだと確信している。ほんのわずかな距離を飛んだ後、制御不能になった」との見解を明らかにしたという。(→記事へ

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